
【予想もどきのエッセイ】24デイリー杯京都2歳ST~男なら気にしない~
「2歳重賞に弱いねぇ~」
そんなことを言われて(こんなことを言うのはかあちゃんなんだけど)「何を失礼なことを」と思っても、このnoteの2歳戦の予想がまさに「擬(もどき)」の様相を呈しているので反論の余地はない。
どんな反論をしたいんだって?そりゃ「弱のは2歳重賞だけじゃないぞ。かあちゃんにも、娘にも、なんなら世間の女の子にも弱いぞ」っていうことだよ。
そう。女性や女の子に弱いのであって、決して2歳重賞にだけ弱いのではない。幸いにこのレースは混合戦だ。しかも女の子は出ていない。なんだ、それならこの予想は当たったも同然じゃないか。
推奨 ②サラコスティ(Cデムーロ)

例によって推奨馬選定会議の様子を特別公開。
24京都2歳STの推奨馬選定会議が「どっちが強いんだ?」と同時に「このレースを取りに来たのはどっちなんだ?」という至極真っ当な議論に終始した件。
(1)新馬戦を振り返る
たしかに勝ったのはエリキングで、タラコスパゲティサラコスティは2着に負けた。だけどね、ちゃんとレースを振り返ってみたらわかると思うのだけど、このレースで「今日は負けたけど次に勝てるようになるためのヒント」をより多く得たのはどっちなのかということなんだよ。
サラコスティは出遅れてしんどいレースになったけど、ルメールは挽回と同時に試練をも与えていたことがわかるはず。キックバックへの耐性を確認するかごとくに、あえて重い泥の塊を浴びさせたバリ取り。出遅れを取り戻そうとしたがゆえにかかってしまった馬をなだめる道中も見逃してはいけないポイントだ。
そんな試練を経験しながらも、ひるまずに直線は差し込んできたサラコスティにとっては災い転じて福となるを体現するレースとなった。比較的きれいなままレースを終えたエリキングに対し、泥だらけになりながら差しこんで来たサラコスティにこそ得たものは多かったのがこの新馬戦。
レースってのはその時の勝ち負けだけで語るものじゃない。特に若駒にとっては強くなるための教育の場でもある。だから新馬戦の負けは気にしなくてよい。男なら気にしない。
(2)ルメールが乗れないなら
このレースはクリスチャンへって騎手采配にこそ陣営の期待感や勝負度合いが見て取れる。もちろん、そんな判断基準だけで勝てるほど競馬は単純ではないけども、レースに現れる数字だけでは語りえない経営側の視点だってとても重要だ。
自分がオーナーになったり、厩舎経営者になったと仮定して考えれば見えてくるものがある。実はこの考え方で勝てるレース体系があるんだけど、また有料化後にどこかで書くことになるだろうからここでは割愛。
馬柱的には全勝の⑧エリキングの方に多くのファンは魅力を感じているのだろう、現時点での1人気は⑧なんだけどだまされてはいけない。今日勝って、あるいは最悪でも2着になってOPN馬になっておかないと次が厄介だ。勝負度合いは②にこそある。藤田オーナーの馬に負けてばかりだとサンデーの名折れだ。だからこそのクリスチャン起用の必勝態勢。
推奨馬②は2戦目で逃げての楽勝。ムチの出番さえもなし。逃げることで「楽にレースができること」を学び取ったであろう同馬に対して、クリスチャンの戦術脳はこのレースでどのような解を与えるのか。その視点でも楽しみなレース。
(3)あれやこれや
1人気のエリキングに少しモノ申したい。エリってのはキングじゃなくてクイーンなんだ。女帝なんだよ。それはもう怖いのなんのって、昨日推奨記事をアップした24京阪杯のモズメイメイの気の強さなんて比べ物にならないほどだ。おっと、これ以上書いてしまうとここを読んだエリ様に・・・。
この話はここまでだ。他言無用で願いたい。
推奨馬のサラコスティってパスタの名前みたいだけどイースターに向けての準備期間のことなんだそうだ。今日は勤労感謝の日だからあまり関係ないけど、父ちゃんのエピファネイアはJCウィークにふさわしいぞ。
スミヨン騎乗でエピファネイアが勝ったあの日から10年。10年後の今日、その産駒が重賞を勝つ。こじつけのような結論だけど心配ない。勝てばこじつけも感動ストーリーに変わる。勝てば官軍だ。