【予想もどきのエッセイ(複勝的中🎯)】(地方)24兵庫ゴールドカップ(園田) 〜若手ジョッキーの成長を知る〜
早々に菊花賞と富士STについて【予想もどきのエッセイ】を書いちゃったものだから、予想もどきの力がさびれないように今日の地方重賞について書く。幸いに週末の仕事が終わった19:53が投票締切のレースだから、明日のウォーミングアップに格好のレースかもしれない。
ところで冒頭に挙げた2つのエッセイは書いた本人がびっくりするほどのVIEW数なんだ。こんな記事を見つけ出して読んでくれる読者さんに感謝を伝えたくてこれを書いてる面も多分にある。
さて、今日は初めての地方競馬の予想だ。地方のジョッキーと言えばたとえば南関だと森さん、矢野さんに翼。名古屋は岡部さんだし、佐賀はレジェンド山口さん。高知は言わずと知れた赤岡さん。隻眼の宮川さんも赤い疾風の永森さんも健在だ。さらには神出鬼没の全国区の吉原さん。兵庫は吉村さんに下原さんのツートップ。加えて太さんが出戻ってきた。
兵庫で言えば学さんの腰痛離脱が心配だ。キムタケさんのようなことにならないでほしいと切に願う。もう一度学オッズのレースを見たい。お大事に。
ちなみに東北、北海道のジョッキー評価がないのは実際に見たことがないからだ。見てもないことを無責任に書かない。
馬券の観点では、こんな有名どころの腕達者ぶりははもうバレバレだから、美味しい馬券にありつくには若くて上手いジョッキーを自分なりに見つけなきゃいけない。
なんの話しをしたいのかって?
今日のレースの最年少の龍太郎のことさ。兵庫には、外枠のときに買うべき大山さんと若い大山の2人の大山がいるけど若い方だ。タイガースの大山を加えて、兵庫の大山ビッグ3とも言う。誰もそんなことを言わないか。
さてその龍太郎。JRAの若手ジョッキーがやらかした周回誤認に続くようなタイミングで同じことをやらかしたから、一部には彼の名前が知れ渡ることになった。うーん。今それやるか?あほちゃうか?(←親しみ込めて言ってるし、実際に言われてた)とびっくりしたよ。
ってか、ここで取り上げたいのはそんなネガティブな話ではなく、龍太郎にリスペクトを込めたもっとポジティブな話しなんだ。
先にやらかしたJRAの山田くんの名前はいつしか聞かなくなり、やがて不幸にもケガの回復が見込めないからとひっそりと引退に至ったけど、龍太郎は逆にどんどん存在感を出すようになった。
龍太郎は上手い。
園田の関係者や馬券師爺さん連中に一致した見解。その上手さが出たのが龍太郎が乗った③の前走だ。高知の馬場と白くなった後の園田の馬場の親和性の高さって知る人ぞ知るお宝馬券のヒントだったけど、それに龍太郎の上手さが加わった。前走の園田チャレンジカップってそんなレースだったのさ。
田中守厩舎の2頭出し。養分みんなが赤岡さんを1人気に支持する中で、「やったろうじゃないか」「ナメんなよ」と気合いを入れたのは龍太郎と私だ。ゴールインした龍太郎と同じように私もガッツポーズしたさ。
レースビデオを見てほしい。インを引けたゲートの利は確かにあったけど、それだけではないことがわかる。特に田中守厩舎の馬はよく鍛えられていてキックバックを苦にしないことが多いけど、まさにその躾を信じた龍太郎はしっかりと好位のインを取り、それを守り抜いた。
スタート後の番手争いの位置取り。向正面での落ち着き。4コーナーの惚れ惚れするほどの完璧な体重移動とコーナーリング。タイミングの良い抜け出し。その後はまさに知性あるバリ取りだ。単複オッズも想定外に美味しかったこともあって記憶に残るレースになったんだ。
もう1点。賢いなぁと思ったのは、⑪田野くんをずっとマークしていたこと。最近、兵庫は田野くんのペースメーカーぶりと伸びるバリ取りが上手くなっている。時間がかかったけどひょっとすると化けるかもしれないと期待している。そんな田野くんを先に行かしてそのあとをついていき、直線で出し抜ける龍太郎をみて腕達者に加えて知性を感じ取ったってわけだ。
言いたいのは、各場にこんな若手が伸びているってこと。南関だと鷹見陸。笠松の渡辺竜はもうバレちゃってるけど、金沢の中島龍也や加藤翔馬。高知はたらちゃんと井上くん。井上くんは昨日人気にこたえて名古屋で勝ったね。もうばれ始めているわ。
兵庫に目を戻すと、若手というには微妙になったけど今年の兵庫優駿を勝った鴨宮くんも勝てるようになった。まだまだオッズが甘いから今のうちがチャンスだよ。そんなことを伝えたくてこうして書いてる。
ちなみに鴨宮くん。去年までだったら兵庫の「ダービージョッキー」と紹介できたのに、今年からはそんな呼称が使えなくなってしまった。世知辛い世の中になったねぇ。
そんな世知辛さを、今日は龍太郎が吹き飛ばす。前走に比べてスタート後の直線が短くなるけど、いい枠を引けたから大丈夫。もっと良かったのが⑫吉原さんと離れたこと。
隣り合ったりして吉原さんに蓋をされることが懸念されたけど、この並びなら杞憂に終わりそうだ。私と同じように龍太郎も安堵してるかもしれない。
馬は強い。馬場適性もある。良馬場のタフな馬場の方が良かったのは確かだけど、仮に雨が降ってもそこは良馬場開催が珍しいほどに保湿力に長けた高知調教馬だから無問題。名門田中守厩舎が1頭出しで900万を取りに来た。この意味に着目すればいい。
そんな名門厩舎が赤岡さんでなく、引き続き龍太郎にオファーを出してくれたことが嬉しい。結果を伴えばもっと嬉しい。
推奨は③イモータルスモーク
龍太郎の腕達者ぶりと知性がバレないうちに利確したい。