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【レースレビュー(不的中)】24貴船ST~エコロガイア(2人気8着)~

貴船と言えば京の奥座敷「川床(かわどこ)」。何もかもがめっちゃ高いんだよ。店のプライドも含めてね。一度会社の慰安会でそこを使ったら幹事からクレームが入ったんだ。「高すぎます!」
一方では鴨川沿いの「川床(かわゆか)」。こっちは比較的リーズナブル。探せば掘り出し物の店がある。京都に興味ある人は参考にしてほしい。

なぜこんなことを書いたのかって?

今日のレースで佐々木JとミライJの違いは、まるで「かわどこの佐々木」「かわゆかのミライ」だなぁと思ったからだ。それほどにまでジョッキーとして格の違いを感じたんだよ。当然「かわどこ」が上だ。勢いじゃない。どうにも埋めようがない決定的な差だ。

24貴船ST 結果

例によって敗因分析会議から。

24貴船ST 敗因分析会議
(1)ジョッキーの差

佐々木Jは完全にミライを吞んでかかっていた。ひどい言葉を用いると「なめて」いた。それが不適切なら、ジョッキーとして自分の方がすでに格上だという自信。そんなことが端々にわかるレースだった。12Rだって同じことを繰り返した。何が同じことなのかについてはここでは触れない。有料版になったらいくらでも書けるだろうから。

(2)不意良馬場への適性
ガイアは雨馬場を嫌がっていた。前走と見比べたら誰もがわかるんだけど、ストライドが良馬場のときと違うもの。明らかにおそるおそる走っていた。不良馬場に敗因を求めることはできそうだけど、鞍上がミライじゃなかったらどうだったのか。良馬場で再度戦える日が来るかなぁ。ガイアがリベンジできる日がくればいいけど。そのためには、次戦のジョッキー手配に着目。

(3)レースマネジメントの巧拙
ミライがここでどんなレースをしたかったのかよくわからなかった一方で、佐々木は上手かったし、3着に差しこんで来た③酒井J(4人気)も上手かった。③酒井は④佐々木を終始マークして、佐々木の後をずっと走っていたもの。④には勝てないけど、それ以外の馬には負けない。そんな意図をもった決め打ちレースができるのがベテランの証。酒井は時々これをやる。今日は4人気3着で妙味がなかったけど、人気薄で突っ込んでくるときは大概この決め打ちのパターン。これも「今日勝てなかったけどいつか勝てるようになるためのヒント」のひとつ。酒井が人気薄で隣に強い馬。この組み合わせを追いかけるだけでも勝てるようになる(今日の4連敗のお詫びの特別サービスで公開)。そしてこれは、レースを繰り返して見る中の言語化(これをレース含意とこのnoteではいう)によってだけ見出せるヒントでもある。決して数値化であらわすことはできないもの。
もう1点。このレースは、間違ってもレース結果だけ見て不良馬場だからインの馬が馬券になったという反知性的な意味づけをしてはいけない。ゲートの利を得てインを突いて馬券になったのは②だけだからね。

「24貴船ST敗因分析会議」資料より

ミライが勝つと踏んだうえで、マッチレースを期待した私が節穴だった。ガイアの夜明けはまだまだだった。ってか、このままミライが乗り続けたらガイアの夜明けとともにガイアの未来さえも無くなってしまうんじゃないかと心配になったほどの完敗。でもさぁ、今村にまで負けるか?だからなめられるんだぞ。
ちなみに、そんなミライを尻目に、佐々木は12R でガイアメンテ(1人気)を勝たせた。なんだ。夜明けはこっちのレースだったか。

ちなみにエコロアイ。さすがに彼女の3番人気はないだろうに。レースビデオを丹念に見るだけで買えないとわかるもの。【予想もどきのエッセイ】でこんなことを書いた。ここだけは節穴ではなかった。

エコロアイの前走は2人気を背負って逃げて直線ブズブズの15着。敗因は明らか。ここでは書かないけど、ハンディキャッパーも緻密に分析していることだろう。

「予想もどきのエッセイ」24貴船STより

しかし佐々木Jはすごいわ。ササキと書く日も近い。なんなら大魔神とでも敬称しようか。12R で帽色カバーを吹っ飛ばして差し込んできたときにそう思った。え?勝ったのは2枠?え?黄帽の佐々木はどこ行った?と焦った人もいたんじゃないか。私がその一人だ。

ところで森秀さん。このレースの敗因をどのように分析するんだろう。ガイアは次に誰を乗せるんだろう。一流どころを乗せて来たらまだまだあきらめてないということで買い。騎手レベルをミライ以下に落としたて来たらもうこの馬は見切ったと考えてよい。そんな感じで次走を待ちたい。


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