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【レースレビュー】24タンザナイトST~ジャスティンスカイ(5人気6着)~

足らなかったねぇ・・・

馬の実力以上に私の知性が足らなかった。そんな反省に立つべきレース。「知性の石(タンザナイト)」を投げつけられたレースだった。

「前走はノーカウント」・・・そんな自分でも嫌う表現を持ち出した時点で反知性のそしりが免れないよ。

24タンザナイトST

投げつけられる石をよけながら、例によってレビュー会議の様子を特別公開。

大外枠のトップハンディ馬を推奨したのは、この馬の短距離右回りの適性を評価したからだという確認のもとで会議が進んだ件。

(1)適性のレビュー
トップハンディを背負いながら、大外枠から促していった正攻法での負け。「馬はよく頑張ったよ」ってノリさんが乗っていたらこの言葉で終わったレース。肝心の坂井Jのコメントが取れないのは、こうした特別戦の着外におわったときに残念なところ。レース後コメントが確認できるのは往々に掲示板組までなので、せめて掲示板に載ってほしかったぞ。

レースについては大外から好発。上手く前目に付けたところで「もらった」と思ったんだけど甘かった。直線のバリ取りも、伸びてきた勝ち馬との違いがないので、そこにも敗因を見出すことはできない。結局は、大外からバリを取りに行った≒脚をためることができなかったことに敗因を見出すしかないか。

そう考えると、次走は「枠順の不利がなく脚をためることができる」という条件付きでの狙い。収得賞金が5,000万円というお金持ちゆえに、この距離ならばHDレースを狙うしかない。HD戦なら57kgで走らせてもらえそう。

どのレースを使うかなぁ?

1月18日(土)のカーバンクルST(1着賞金2300万OPN中山1200)なら「弱気」として、2月2日(日)のシルクロードST(1着賞金4100万G3京都1200)なら「強気≒買い」として、陣営のレース選択を待ちたい。ただし、どちらにしても「内枠」がほしい。

ちなみに、同距離オープンに淀短距離ST(1着賞金2700万中京1月12日)があるけど、坂のある直線で別定59kgはしんどいのでここは使ってこない。

推奨馬はこのレースでは見限れないからごちゃごちゃ書いた。これも「今日負けても次に/いつか勝てるようになるためのヒント」を見つける作業のひとつだよ。

(2)ハンディの妙
勝ち馬⓬メイショウソラフネは今年ずっと同距離戦を使われていた馬。レース選択の過程にも「今日負けても次に/いつか勝てるようになるためのヒント」があるので見逃しちゃだめだ。ということで以下で再確認。

24淀短距離ST(OPN)別定57kg 6人気2着
24シルクロードST(G3)ハンデ56kg 7人気8着
24春雷ST(L)ハンデ56kg 6人気10着
24北九州記念(G3)ハンデ56kg 11人気7着
24CBC賞(G3)ハンデ56kg 16人気4着
24オパールST(L)ハンデ56kg 11人気2着
24タンザナイトST(OPN)ハンデ56kg 2人気1着←今ここ

酒井Jも「重賞でも好走したり、前走も際どい競馬になって、あと少しのところでしたから、ここでは負けたくない気持ちは強かった」とコメントしているように、重賞での好走(2走前)16人気4着、前走11人気2着と馬の調子そのものは良かった。

前走で負けたビッグシーザーは次走で京阪杯(G3)を制覇。レースレベルを考えると、2着の同馬の強さもわかろうというもの。それでもハンディが据え置き(56kg)ならば推奨はこっちであるべきだったという反省が残った。

(3)あれやこれや
このレースのゲート連結部分は11ゲートと12ゲートの間。惑わされずにスタートを決めた⓬はおりこうさんだったよ。お利口さんなのか無関心なのかそれとも「学の愛撫」で気持ちよくなってたか。

そうじゃない。「スタートが上手で、出たところでじっとしていました」って、こんな馬だからこそゲートの連結部を気にしなかった≒上手に出たったこと。

今後もゲートの連結部に要注意。

「24タンザナイトSTレビュー会議」資料より

勝てる方の坂井に賭けたら、愛撫の方の酒井に負けた。愛は地球を競走馬を救う。

レース後コメントを見て、酒井Jが自信満々で乗って来たことが分かった。そうだったのか・・・って気づくのが遅すぎる。なんでオパールSTの2着を評価して「56kgのハンディでいいの?」って飛びつけなかったかなぁ。反省至極。

ちゃんと戦歴やレースレベルを丁寧に紐解いて向かい合わなきゃ。「前走はノーカウント」とか気取ってんじゃねぇよ。ってこんなことを石をぶつけられて悟ったよ。

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