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【予想もどきのエッセイ(単複的中🎯🎯)】24ディセンバーST~負担重量のレトリック~
両極端なレースになりそうだねぇ・・・枠も両極端、斤量も然り。
っていうのもね、面白い比較ができそうだからあえて推奨レースとして取り上げるんだ。
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推奨 ②エコロヴァルツ(56 マーカンド 牧浦)
![](https://assets.st-note.com/img/1734100705-TWCetlOAEd6D5sXiaqZ14f0o.png?width=1200)
会議の事前準備の段階でさえ考察のネタが湧きすぎて、追いつくのが大変だったよ。そんな推奨馬選定会議の様子を例によって特別公開。
「面白い比較ができるねぇ」「やっぱりそう思うよね?」となぜか会議が始まる前から盛り上がった件。
(1)56kgって反則だ
うん。反則だよねぇ。新馬とOPNを連勝。3戦目の2歳G1で連対。エリートじゃん。
3歳時には伝説の24皐月賞で7着好走。24ダービーも8着好走。ひと夏越した24セントライト記念ではあのアーバンシックの3着。前走菊花賞は距離適性がまったくないのに9着と頑張った。
3歳戦はいずれも57kgで走って来た、あと2週間も待てば4歳になるこんな「強い」馬が、リステッド競走に56kgで出て来る。それって「勝ってくださいって言葉の他に何か言えることがある?」って聞きたいほどだよ。
これまでにも賞金加算のチャンスはあっただろうに、それを56kgで乗ることができるギリギリ3歳最後の時期まで待った。狙いすましたレース。ここで賞金を加算して4歳からのレース選択を容易にしようという陣営の意図。中7週の休み明けの心配も、乗り込み万全で心配無用。コース適性のある中山。マーカンドのポカがない限りは大丈夫という見立てでの推奨。
(2)59kgをどうとらえるか
もう一方の人気を背負うだろうロングランは、対照的に8枠⑮となって引き続き59kgの酷量。前走のカシオペアST(59kg3着)で酷量を克服した≒今走も大丈夫という評価もあるけど、このnoteはそのような評価には与しない。確かに⑮ゲートは、スタートを遅らせて追い込む戦法をとるロングランにとっては願ってもない枠ではある。
それでもだ。というのも、ひとつには前走での59kgの克服は京都外回りというコース特性に支えられたものだからという理由。3コーナーの勾配を利して、坂を下りた後はフラットで長い直線を斤量の惰性を味方に大外から伸びてきたレース。
これは京都だからできたレース。陣営もそれを狙って遠征したレース。そのトライが奏功して賞金獲得(3着700万)ができたレース。前走はこうした評価が適切だ。
ゴール前の急坂が待ち受ける中山で、京都と同じレースができるかというと「否」というのがここでの評価。去年1着(57kg)したレースを見れば自ずと答えも出そうなものだよ。59kgで去年と同じようなレースはできないという理由以上に、このレースでロングランは凡走するという別の仮説/思惑を以下で書く。
(3)あれやこれや
ここでもう少し考えたいのは、「なぜロングランは前走で59kgの酷量を承知で京都に遠征したのか?」ということ。その優等生的な答えが(2)で書いたコース特性を利して酷量を克服できるということ。馬が頑張ってそれは成功した。
同時に考えたいのは、京都のリステッド競走で好走(3着賞金700万を獲得)して、同じリステッドのこのレースを負けることで次走での利を得ることを狙う陣営の意図だ。
次走での利というのはハンディキャップのこと。というのも、ロングラン陣営の狙いは去年同様に25小倉大賞典。前走の京都で少しでも賞金を獲得し、今走の中山での凡走を挟むことで狙ったレースでのハンディを軽減する。ここは次走でハンディキャッパーのお目こぼしを誘うことを意図したレース選択。陣営はそんな絵を描いているというのがこのnoteの妄想だ。
59Kgでの賞金獲得は京都でなら可能という見立てはそのとおりになった。あわよくば2着賞金1,100万が欲しかったかもだけど、それは欲張りすぎ。3着賞金の700万だって大金だよ。
このレースに出走する狙いは、次走でのハンデ軽減にあるのでここは無理はしない。おあつらえ向きの外枠となったが、それでもこのレースを捨ては無理をせず、次走のフユコクで重賞ウイナーの称号と4,300万の賞金獲得を狙う。
フユコクの最大レース狙いの有力馬が多いからこそ、馬の仕上げだけでなくこうした緻密な戦法が必要になって来る。これもまた、競馬の本質である複雑性のひとつだ。
このようなロジカルシニカルな考え方をするのは、これまでの経験知から。
フツーに考えると、②マーカンドがインで詰まったり、8枠の別定増量馬のどちらかが外から飛んできたりということの方が容易に目に浮かぶ。でもそれは考えなかったことにする。
付記
今日はヤングジョッキーシリーズファイナルラウンド@中京。先ほど騎手紹介をやっていた。なんだかダービーデーのジョッキー紹介のようでよかったよ。ジョッキーへのリスペクトが感じられるセレモニーだったからね。