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【予想もどきのエッセイ】24富士ステークス ~もうライバルだろこれ~

何回目の同時出走なのか。調べたら8回目だ。もうライバルって言っていいだろ。そう、セリフォスとソウルラッシュのことだ。

22安田記念 22.6.5
セリフォス(54)藤岡兄>ソウルラッシュ(58)浜中
22富士ST 22.10.22
セリフォス(54)藤岡兄>ソウルラッシュ(57)松山
22マイルCS 22.11.20
セリフォス(56)レーン>ソウルラッシュ(57)松山
23安田記念 23.6.4
セリフォス(58)レーン>ソウルラッシュ(58)松山
23マイルCS 23.11.19
ソウルラッシュ(58)モレイラ>セリフォス(58)川田
24読売マイラーズC 24.4.21
ソウルラッシュ(57)団野>セリフォス(58)川田
24安田記念 24.6.2
ソウルラッシュ(58)モレイラ>セリフォス(58)川田

これからどんなことが言えるか?
斤量が軽い方が上位に来ています。同斤の場合には騎手の差が出ています。と、こんな結論を書く部下や学生をあなたは評価できますか?私はできません。字面のなめすぎだろ。競馬をなめすぎだろ。

もっと知性をもって考えようや。もうちょっと深く考えようや。

ということで、今年の富士STは58キロの同斤。セリフォスに藤岡兄さん、ソウルラッシュに団野。おそらく本番のマイルCSにはそれぞれ別のジョッキーを用意しているんだろうけど、ここから何をどのように紐解くか。

24富士ステークス
(オッズは馬券発売前のネットケイバAI予測オッズ)

去年は使わなかったこのレース。なぜ使ってきたのか。
私はそんな視座とセリフォスの鞍上から紐解きたい。

京都大賞典の予想でも書いたけど(外したけど)、おそらく藤岡兄さんにとっては最後の秋シーズン。そのシーズンに少しでもチャンスのある馬を、という陣営の配慮を感じ取ったんだ。そうと考えなければ、川田を下す理由なんてないもの。まして中内田厩舎だもの。中内田さんならきっと言えたことだろう。「ユウガ。ここはそういうことや」と。川田だって即答しただろう「はい、わかっています」。そこを熟考したそんな妄想の結果。

去年のマイルCS。まだ1年も経ってないのか。あの信じられないナミュールの鬼脚から。

23 マイルチャンピオンシップ

33だよ33。コンマの数字がつかないこんな3ハロンの数字なんて見たことがないもの。しかもG1だよ。思わず誤植か?と思ってしまうほどだ。たしかに33.0と表示すべきだと思うし、プログラムの設定が甘いだけなのだろうけど、ここで気づく人も多いんじゃないかな。

なぜこんな末脚が出せたのか?
それを聞きたいジョッキーは、それを語れるジョッキーはもういない。レースビデオを見るたびに寂寥感が募る。兄さんの気持ちを思えばやるせなさが募る。

推奨は兄さんのセリフォス。
富士だからご来光を崇めようというつもりの評価ではない。断じて。


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