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【レースレビュー(複勝的中🎯)】24ホープフルST~ジョバンニ(人気2着)~

3着馬を除くとすべてが「らしい」レースだったねぇ。

というのも、1着の➏は強かった。初めての右回りとか、そんな些細なことはほんとに強い馬にはみじんも影響しなかった。ジョッキーもノーザンの信頼が厚い理由を実証するかのような好騎乗。

2着の➊推奨馬も上手かった。操縦性の高さをいかんなく発揮した。一方では、ジョッキーも勝負弱さ≒運のなさを発露したかのようにここでも勝てなかった。JRAのG1を勝った直近のレースが21チャンピオンズカップ。芝に限れば20秋華賞まで遡る。

確かにデスクも直近のG1勝ちが20有馬記念に遡るけど、こちらは長期離脱(21年5月~22年6月)があったから、そんなに久しぶり感がない。これがジョッキーの勢い。3歳違いとはいえ、同じアラフォー。デスクの方に期待感があるのは、やはりノーザンからの信頼の差でもあるんだろう。

それはさておき。こんな予想をしていた。

24ホープフルST

3着馬以外は予想どおりの結果。例によってレビュー会議の様子を特別に公開。

最後のJRAのG1レースが望外な結果になった喜びの中でも、粛々とレビューが進んだ件。

(1)操縦性が高い馬
推奨馬➊は【予想もどきのエッセイ】に書いたとおりに、操縦性の高さを見せての2着。これから厩舎力をもってどのように成長するか。操縦性の高さと早生まれ(1月)の利が薄まるクラシックシーズンに、どのように化けるか。厩舎はこの馬をどのように化かすか。

負けたのは無敗馬にだけ。クロワデュノールは相当な器だとこのレースで実証。エリキングの強さを確認して、クラシックシーズンでの向き合い方を決める。単なる早熟馬とみなされないような成長力≒厩舎力の発揮を楽しみに待ちたい。

松山Jは乗せてもらえるんかな?育てるだけ育てて、本番では乗り替わりを余儀なくされるような育成担当ジョッキーにはならないようにしてほしいぞ。

(2)強い馬は強い
いやぁ。➏は強かったねぇ。推奨馬➊も申し分のないレースをしたけど、相手にしてもらえなかったくらいに勝ち馬は強かったしデスクも上手かった。

向こう正面での⓫のマクリ(3着に残したのでこれは杉原Jの好判断)に瞬時/唯一の適切な反応を見せたのが➏。スタートをキメて、上手くバリ取りして、動くべきところで瞬時に動く。勝負どころでは真剣に走る。

ノーザンの期待馬をなめるなよって言われたようなレース。

(3)あれやこれや
デスクもよく復活したよなぁ。

もう終わったかとほとんどの人が思った大怪我からの復活。そこにどれほどの努力があったか。ただただリスペクト。そんな思いをレース後のインタビューであらたにしたよ。

良かったなぁ。としか言えないレース。

24ホープフルSTレビュー会議資料より

馬券って面白いもので、単勝1倍台の圧倒的1番人気に推奨馬を絡めた馬券が望外な配当になる。このレースも然り。

推奨馬1頭を選び出すのにどれほどのロード(負荷)がかかるかを実感する立場としては、推奨馬以外にいろんな縦列付けをする人たちを素直に尊敬するよ。自信度とかの表示も含めて。

ただ、ここで言いたいのは、そんなことをしなくても推奨馬1頭を見出す延長線上にも馬券的勝利はあるってこと。

強い馬は強い。自分の推奨馬を信じる。来年もこのスタンスでやっていく。もちろん有料化はまだまだ先のこと。

個人的には最悪ともいえる年がようやく終わる。おみくじって全然信じていないけど、振り返ると怖いよなぁとしみじみするほどの結果。初めて「凶」を引いて笑い飛ばしたのがついこの間に思える初もうででのこと。

よく笑い飛ばせたよなぁって思えるほどに散々な年。

そんな年でも、身近な人が元気でいてくれて「競馬を楽しめる程度の幸せ」が残っていたのは嬉しいこと。競馬に救ってもらえた1年。あらためて競馬に感謝。

ここの読者さんに「競馬を楽しめる程度の幸せ」が続きますように。もちろん私にも。来年も、これからも。できる限りに永く。

そう願ってこれから地方競馬に遊んでもらいます。全ての競馬場で重賞。高知は井上オークスさんが禁断の二頭本命◎を出すほどの高知グランプリ。毎年恒例のその年のファイナルレース。このワクワク感を幸せと言わずに何というのだと問いたいほどの幸せ。

こんな駄文を読んでくださってありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。



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