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【予想もどきのエッセイ(複勝的中🎯)】24ギャラクシーST~トサキノセンタク~

オッズを注視していたんだよ。

なんのことかって?今日の京都メインのギャラクシーSTのことなんだ。単勝一本かぶりになるんじゃないか?2倍を切るオッズになるんじゃね?と思っていたけど、当日10時20分現在でも3.0(これを書き終えた11時30分でも2.9)とまだそこまでのオッズになっていないので取り上げるに至ったんだ。

まぁ、「今日負けても次に勝てるようになるためのヒント」を見出すには、ちゃんとした「言語化」があってこそだからね。いろんなレースの言語化メモは蓄積されているけど、こうして公開した方が役に立っているのも事実だから。そんな理由もあっての急遽の推奨。

推奨 ⑫ウェイワードアクト (56 トサキ 田中博)

推奨馬基本データ
24ギャラクシーST
(オッズは11:20現在)

例によって会議の様子を特別に公開。

ゴドルフィン/タナパク厩舎の次の期待馬だよねぇ・・・そんな声がデビュー当時からあった馬を推奨する日が、同厩同オーナーのレモンポップの引退レースの日に重なるなんて奇遇だよねぇ。そんな声が占める中の会議だったんだ。

(1)この馬は強い
このレースはハンディ戦。推奨馬は他馬との相対的な斤量において特筆すべきものはない56kgと、ハンディキャッパーの特段のお墨付きをもらえているわけではない。その視座でいくならば、2枠2頭の方をオッズ妙味も含めて推す声も確かにあった。③メイショウテンスイ57kg ④ベルダーイメル57.5kgと奇しくも同枠。ハンディ戦で重い斤量を背負う2頭が同枠に入ることは時々あって(以下略。こんなレースの解明ポイントを有料になったら書く)。

それでもなお56kgの馬を推奨するのは、単にこの馬が強いから・・・ではある。特にデビュー戦。いろいろあってやっとのデビューになった23未勝利戦(4/29 東京1600ダ 4人気1着)を見るだけでもその強さがわかる(数字を尽くした強さの説明は他の人に任せる)。

ただ、単にこの馬が強いからだけでもない・・・たとえば臨戦過程。デビュー戦でわかる人にはわかる衝撃的な勝ち方をした後も、その強さを証明するかのような、それでも決して焦ったりしない丁寧な戦歴を重ねてOPN入りした。もっとも陣営からすると、2戦目の青竜STで連勝してOPN入りを目論んでいたのでこの3着(2人気)で長期のレースプランが崩れたんだけどね。繰り返すけど、線で見た臨戦過程にこそ推奨の本質的な理由がある(ここもいろいろ書けるけど先に進める)。

(2)今年ならではのレース
昨日の24チャレンジカップでディープモンスターの推奨でも書いたように「今年ならでは」のレース選択が勝敗を分かつ。このレースだってそうさ。本来なら阪神開催のレースが今年に限っては京都で行われる。その利を得るのはどんな馬か?って視点での分析による推奨でもある。

たとえばジョッキー。GIチャンピオンズカップでもオーダーがあったトサキはそれでもこの馬を選択した(と聞いた)。これもまた、点ではなく線でレースを見たときのトサキにとって、利にかなう選択でもあると容易に推察できる。

ゴドルフィンの強い馬。まだ4歳、これからもどんどん強くなる。現時点でのこのオッズは初の1400が懸念されているからなのだろうと思うけど、ここはトサキ自身の得意コース。ここ4戦の連続騎乗でいろんなことを教えてきた。そんな馬の初の遠征レース。トライアル≒試行錯誤的な要素が強くはあるけども、調教過程は悪くない。これからOPNで活躍していくためには避けて通れない試練。

そんな試練の場に自らが立ち会うのとそうでないのとって、経験知の蓄積という意味でも雲泥の差があるよね。これからのことを考えるとこっちを選ぶのが当然じゃんって思うよ。まして今日はタナパク師も臨場できてない。陣営首脳不在のこのレースの臨場知や経験知を、師やオーナーに伝える重要な役割をもトサキは担う。

トサキの一定条件下の京都1400ダの強さ。これ、興味があったら各自で調べてほしい。そんなトサキにとって今年限りのお誂え向きのレースがここにある。

(3)あれやこれや
先週をもって南関の森さんが引退した。身体に衰えが来たと同時に「心が折れた(意訳)」のがその理由だという。そりゃそうだよなぁって思うよ。彼らだって生身の人間だもの。トップジョッキーのままに引退するというその潔さに敬意を示すとともに、これからの道に幸多かれと心から願う。

私にとっての森さんは「上手いジョッキーは上手い」という、当たり前の事実を教えてくれた人。馬券的にも大変にお世話になった。森さんが占めていた年間300勝近い勝ち鞍が、どのように分配されていくのかという古くて新しい課題に私たちはこれから向き合うことになる。

古くて新しい課題と書いたのは、古くにもそんな課題があったから。そうトサキが中央移籍した時に南関に残してくれた課題である。そんなトサキももちろん「上手いジョッキーは上手い」と教えてくれた一人。

初距離でもトサキを信頼する。トサキが乗るからこそ、この日のこの距離での京都遠征でもある。

「24ギャラクシーST推奨馬選定会議」資料より

ぽかぽかと温かい師走の入りとなった。まさに小春日和。

私の財布もぽかぽかと温めてほしいぞ。頼むぞトサキ。頼むでしかし。


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