見出し画像

【レースレビュー】24有馬記念~ローシャムパーク(7人気7着)~

節穴だったねぇ・・・

「穴があったら入りたい」という言葉があるけど、「穴を掘ってでも入りたい」と思ったのは、短時間にたくさんスキをしてくれた人への申し訳なさからだよ。

5歳馬有利という仮説がまるっきり外れた。「ピント外れ」だったと書こうとして、オートフォーカスの時代にピントも何もないだろうよって自分で突っ込んだほどだよ。

節穴野郎の予想はこんな感じ。よくよく考えたら、「節穴」なんて「ピント」と同じように死語だよね。年末年始にちゃんと「節穴野郎」に変わる新しい概念を見つけておくよ。

スタート直後のバリ取りで負けを悟ったレース。結果は以下。

24有馬記念

それでもと気を取り直して始まったレビュー会議の内容を例によって特別に公開。

(0)反省記
パトロールビデオ(PV)を操作する手が重い。それでもと自分の手を鞭打って何度も繰り返して見ている。その延長線上にしか馬券上達の道はないからね。

スタートした瞬間はまだしも、その気になりゃリカバリーできただろうにそれができなかったのがマーカンドの今の実力だよね。「何がタフなレースにマーカンドだよ」ってね。買いかぶりすぎたよなぁ。

スタートした後にトサキのポジションの直後に収まってりゃなんとかなったのにね。でも、それができないジョッキーを推した以上はそこで負けだよ。負け。かかるのが怖かったんだろうけど、結局はかかってるんだから向こう正面でマクリを打つ度胸だって見たかったぞ。

後ろの馬群に閉じ込められて何もできないままに、ずっとかかっていた⑥を御すだけで精一杯のマーカンドを眺めるだけで終わったのが今年の有馬記念。ワクワクもドキドキもなかったのは残念だよ。何もできないままに終わったという意味では菊花賞のときのノリさんを思い出したよ。

⓰クリスチャンがロンスパしたのはハヤヤッコを上手く避けてから。追い出しが一瞬どころか何瞬か遅れた⑥はハヤヤッコに追い出しを邪魔された。こんなところにもジョッキーのレース脳って現れるよね。やっぱり一流ジョッキーは一流だ。

トサキも上手かった。ずっといいポジションに収まっていた。たぶん⑤が相手だとしてマークしていたんだろうけど、一網打尽の好位にいたのはさすがだよ。いたんじゃない。い続けたと書かなきゃだ。さすが「トサキ」だ。

ちゃんとマークすべき馬を見極め、腹をくくったレースをしたトサキと、結局は何がしたかったのかわからないマーカンド。そんなジョッキーを推した不明を恥じるばかりだよ。

そもそも推奨馬選定会議は「トサキはどの馬をマークするんだろう」って問いかけから始まっているのに、なんでそこからずれたんかな・・・(思い出した。某YouTuberが➑を推してたから一緒になるのが嫌だったんだ。反省だ)

そんな反省とともにレビュー会議が進んだ件。

(1)3歳馬の好走
どこが3歳馬不利やねん。どこが5歳馬最強説やねん。3歳馬を推す意見をあえて屁理屈で真剣に見出した仮説をもとに押し切っただけに、そりゃ反発はすごかったよ。推奨馬⑥が馬群に押しとどめられて、かかり続けるのを眺めるしかなかったからなおのこと。

はい。すんまへんでした。54kg(牝馬)でも56kg(牡馬)でも、強い3歳馬はこの条件下のレースでもちゃんと好走することを確認しました。来年はこれを忘れずに「古馬との斤量差」だけを検討素材にしなきゃなりません。3歳56kg時代の有馬記念は今年幕開けした以上、予想の立ち位置もアップデートします。

(2)前走のからくり
⑥を推奨した理由の一つに、前走BCターフのデルマー2400M体験があった。そこでコーナーを6回まわる有馬の疑似体験をしたことがこのレースに生きるという判断。

それはあながち的外れではなかった、ただ、その経験をしたのは⑥だけではなかったってこと。⓰も然り。BCターフで前目で勝負して最後まで踏ん張って3着に残したシャフリヤール。そんな名手クリスチャンの継続騎乗であわやのハナ差。

来年以降もこうした「前走海外レース出走」のローテーションに要注意。

当日は外枠が生きる馬場。ディープ系が走る馬場。そんな理由で買えた人も多いことだろう。ここでそれを持ち出すのは確かに結果論ではあるけど、こうした事前推奨レース以外ではどのようにも馬券検討には生かせるのであえて注記しておく。

(3)あれやこれや
推奨馬選定会議では、3歳馬の推奨、特にレガレイアを推す意見が確かにあった。これもまた結果論を承知で、今後のためにその推奨理由を書いておく。そう「今日勝てなくても次に/いつか勝てるようになるためのヒント」がそこにあるから。決してこっちを推奨していれば・・・というみっともない反知性のタラレバによるものではない。

推奨馬選定会議では23ホープフルSTに見られる「中山への適性」も当然のようにあがった。【予想もどきのエッセイ】でも書いた有馬記念のレースの本質に合致したものでもある。

ただ、それは馬柱を見れば誰にでも想像できる安易なもの。ここで書き残したいのはそれ以外の盲点だ。

3歳になってからのレガレイアのレース=馬券対象にならなかった近4走。PVを見てほしい。気づくことがあるはず。過去に一度「ヒント」を書いている。覚えてくれている人がいるはずで、その人の宝物だからここでは再掲しない。近4走。すべてのレースに共通項がある。

そう。そういうことだ。

「24有馬記念レビュー会議資料」より
24有馬記念馬近4走

あっという間に今年も終わりそうだねぇ。

不完全燃焼のまま終わるのは嫌だから、土曜日のホープフルST。日曜日の東京大賞典。もちろん高知のグランプリ。忘れちゃいけないファイナルレース。

まだまだ楽しい日が待ってくれている。ここを読んでくれている読者さん。いつもありがとう。励みになります。今年もあと10日。元気で頑張りましょう。

いいなと思ったら応援しよう!