文字列生成アンビグラムの制作過程
この記事は アンビグラム Advent Calendar 2023 に参加しています。
こんにちは、晴草です。
アンビアドカレ、最高ですね!!
私は12/20の担当ということで、アドカレに寄せたこちらの作品の制作過程を書き留めておきます。
昨日19日のぺんぺん草さんの記事も読むべし。
題材の生成
今回は文字列生成に挑戦しようと思います。最近流行っていて嬉しい限りです。
せっかくなので題材は冬っぽいものにしたいですね。冬関連で制作欲を唆る単語を探します。
考えて「銀世界」にしました。これを軸に作っていくぜ。
まず「界」は回したときに下半分が「⺾」と対応できそう、、なので回転型で。そうすると「葉」「花」あたりが候補になるでしょうか。
「世」と「木」でいけそうなので「葉」を選択。これに繋がって「銀」と対応しそうな字を探し、「散」を見つけました。そのままだと金/攵が厳しそうですが送り仮名も含めれば大丈夫そう。
「葉散り/銀世界」で文章的にも文字的にも一区切りついたのでもっと広げるためいい感じの言葉をサーチ。
不香の花、回せるな。こいつを中心に据えよう。
「葉散り〜不香の花〜銀世界」まで決まりました。ここまできたら文章が破綻しないように無難にまとめていきたいですね。
「花〜」と来たらやっぱり「咲く」を続けたいなあ、と思いまたまたたくさん探して「失せ」を発見。ちょっと余りが出ちゃうけど許容範囲ってことでいいだろ👊😁
「葉散り失せ不香の花咲く銀世界」。良い感じ。
知らなかったんですけど、散失って熟語が存在するんですね。文章としても無理なく綺麗な形になって満足です。
生成完了!!作業に移るぞ!!
いざ制作
お題を決めたらまず対応を、、と言いたいところですがアンビグラマビリティの高い文章をわざわざ生成したので対応はもう決まってるようなものです。
なので素直に線を描いていって、バランスを整えていく感じで。
散にかなり無理をさせた対応なのでこれを右にすぼんでいく字形にしてできるだけバランスが悪く見えないように。文字組みは悩んだけれどあまり一直線に配置しても画面がインパクトに欠ける印象だったので途中改行するような配置にしました。
完成!
最後に体裁を整えて完成!
文字列生成の過程、実際は文章を考えている途中で内容が二転三転してしまって、結論に辿り着くのにめっっっちゃ時間がかかりました。不香の花が圧倒的に決め手でした。完成できて本当に良かった〜〜。
とっても楽しい文字列生成アンビグラム、みんなもやってみてね。
明日の担当は螺旋さん。アドカレもいよいよクライマックス!