お金の価値を最大化できる年齢は何歳までか？

其田です（Profile / Twitter）。最近は若いうちから貯金や投資をして、将来に備える人が増えていますよね。FIREムーブメント（投資にお金をまわして早期に経済的独立・リタイアを目指す）もテレビやSNSで話題になっていますが「お金は使ってはじめて価値がある」というのを忘れてしまうと、将来後悔します。きょうは「お金の価値を最大化できる年齢」について解説していきます。

若いうちは「貯金や投資」より「経験」にお金を使え

最近話題の「DIE WITH ZERO」を読んでいて「お金の価値を最大化できるのは26歳〜35歳である」という主張がありました。この本の主張を簡単にまとめると

・お金を必要以上に貯めすぎることは人生を無駄にしているのと同義である
・若いうちは必要以上にお金を貯めず経験にお金をかけるべきである
・想い出を最大化し、死ぬときにはなるべくお金を残さないように生きよう

というような内容です。将来が不安で

・節約
・投資
・貯金

を推奨する書籍やニュースが多く出てきていますが、20代のうちから「経験・スキル・想い出」を犠牲にしてまでお金を貯めるのは違いますよね。お金は年齢と共に稼げる額が大きくなっていきますが、20代の若い体や染まっていない心は2度と戻ってこないんですよ。しかも給料が安いうちの貯金ってあんまり意味がない。

例えば、学生時代にバイトで100万円貯めるのは難しいですが、社会人になったら、1年〜数年で稼げるから経験に使った方がいいですよね。だからこそ若いうちは「経験や想い出」にもお金を使うべき。

其田自身も学生時代はほとんど貯金をしませんでした。バイトをしつつ、足りないお金は両親のスネをかじり、留学や海外バックパックをしたものです。カナダ・イタリア・スイス・イタリア・タイ・カンボジア・ラオス・ミャンマー・バングラディッシュ・ネパールなど。ゲリやゲロに悶えた日々、スリやボッタクリにあいつつ、カタコトの英語で旅した日々は、本当にいい経験でした（当時の経験があるから、通訳案内士やカメラマンをしているいまがあります）。

お金の価値を最大化できる年齢は？

お金の価値を最大化できるのは「26歳〜35歳」とこの書籍では言われています（未成年はお金の使い方などが不安定なので少し上の年齢）。ただ、個人的にはもっと若い「18歳〜30歳」くらいかなと。

というのも、其田の過去を振り返ると

・海外留学（19歳）
・海外バックパック（19〜21歳）
・カメラマン独立（20歳）
・フリーランス失敗・就職（21歳）
・就職のち複業開始（21歳）
・夫婦でシェアハウス1棟目（24歳）
・夫婦でシェアハウス2棟目（27歳）
・夫婦で築100年古民家リノベ（28歳）

と来ています。で、これを30歳以降にやったとすると、意味合いがちょっと違ってきてしまうかなという気がするんですよ。特に10代後半から20代前半のピュアな時期（が其田にもありました）に、海外を巡ったり、フリーランスを失敗したり、大金を借りてシェアハウスをはじめたりしたのは、30代以降だと学べることや感じれることが多くない気がしています。

例えば、海外の経験があるからこそ「通訳案内士・インバウンドやコミュニティのカメラマン」をはじめられたわけですし、フリーランスを一度失敗しているからこそ「シェアハウス・複業」などで収入源の複線化をはじめられたわけです。これは10代後半から20代前半の若いうちに経験ができたからこそ。30代以降にこれらをやった場合「もっと早くやっておけばよかった」と後悔するに違いないなと感じています。

もちろん、いま30代以上だからといって、遅すぎることはないですよ（いまが人生で一番若いとき）。ただ、できることなら人生のはやいうちにまとまったお金をつかって、経験を買うことをおすすめします。その経験がその後の人生を形づくるからこそ、若いうちにお金を貯金や投資に全振りするのではなく、経験にもお金を使いましょう。

詳細は「DIE WITH ZERO」をご覧ください。最近読んだ中では1番のおすすめです。

DIE WITH ZERO　人生が豊かになりすぎる究極のルール

追記：20代〜30代前半の人がやるべき3つのこと

この本を読ん20代〜30代前半の人がやるべきだな（これをするかしないかで、人生が大きく変わる）と感じたことが3つあります。

1つ目は、