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社長を説得して原則禁止の副業をOKにしてもらうまでにしたすべてのこと
其田有輝也 / そのだゆきや(@haletoke)です(Profileはこちら)。働き方改革・副業解禁元年な2018年、みなさまいかがお過ごしでしょうか?きょうは2015年に社長を説得して原則禁止の副業をOKにしてもらうまでにしたことを、洗いざらいお伝えいたします。「副業興味ある!」「働き方変えたい!」「なるべくリスクは抑えたい!」とお考え方のお役に立てれば幸いです(ぜひツイートやイイね、コメントのほどよろしくお願いします)。
※所属する団体とは関係がありません。其田個人の主観による体験記としてご認識ください。なるべくわかりやすいよう事実を編集してお届けします。
この記事を読んで欲しい人
・1つの会社に勤めるのに危機感がある
・複数の働き方キャリアをつくりたい
・リスクはできるだけ抑えたいのでとりあえず副業からはじめたい(⬅️ここ重要)
其田の履歴書
・民間会社にて気象予報士・デザイナーとして勤務(2015年入社・正社員・週5勤務)
・副業でフォトグラファーと通訳案内士として海外企業と独立契約(入社1年目で許可をもらう・フリーランス・土日や有給を利用)
・複業や投資などいろいろ含めると1000万/年相当の収入
・1991生まれのミレニアル世代
・おはぎとおまんじゅうが好き
会社が副業を許可しない理由
そもそも会社が副業したくない理由は大きく次の3つに帰着します。
・副業より本業に専念して欲しい(リソースの分散)
・技術や個人情報の流失が怖い(知財の流失)
・労働時間や労働災害などの管理ができない(管理監督責任)
他にも副業してそっちがうまく行ったら辞めちゃうんじゃないかとか、変なことして会社に損失与えるんじゃないかとか、お客さんもろとも引っこ抜いて持ってっちゃうんじゃないかとか、経営者的には不安な要素が多のも事実(このあたりをうまーくクリアしつつ会社にメリットのある提案をするのが秘訣です)。
説得の仕方
さてさて本題の説得の仕方についてご説明します。大きく分けると項目は2つ
01・会社にメリットのある誓約書類を作る
02・ふさわしいタイミングで、ふさわしいルートで、ふさわしい人へ届ける
前者がハード(書類)後者がソフト(誰を味方にしてどのタイミングで説得するか)というお話になります。
01 会社にメリットのある誓約書を作る
大原則として大きく守るべき点は次の3つ。
・本業に不利益を与えない
・副業で得た技術やつながりを本業に還元し利益を生む
・副業中に起きた責任は個人ですべて負う
これを踏まえた上で実際に提出をした本物の書類を文末に添付しておきますので興味のあるかたは見てみてください。
02 ふさわしいタイミングで、ふさわしいルートで、ふさわしい人へ届ける
原則禁止の副業をOKにしてもらうためには社長のOKが必要です。まじめな人は「課長▶部長▶社長」と稟議を順番に通して行くと思うんですが、これは殆どの確率でうまくいかない気がします。というのもまず日本企業は「前例のない事」「上司に説明ができないこと」を嫌うわけです。で、ただでさえ忙しい業務の中で若手の言葉に耳をしっかり傾けて動いてくれるよい上司はほとんどおらず「検討しておく」という魔法の言葉を残して結局流れてしまうのが99%なんじゃないかと。
で、其田の場合は
・最初に社長に直接電話▶却下
・人事課長を味方につけて交渉▶却下
・役員を味方につけて人事課長と3方向から交渉▶しぶしぶOK
という流れでOKをいただきました。一番上の人を説得できれば他の人は文句を言えないわけです。このあたりは営業にも共通しますが、最終決済権のある人と交渉すること、その人が信頼する人を味方につけ多方向から攻めるのがなによりも大切。「ふさわしいルートで、ふさわしい人へ届けること」のほうが書類の内容よりも大切なことがあるのが日本企業の特徴でもありますね。
ちなみに「ふさわしいタイミング」も、おそらくなるべく若い内がいいだろうという想定のもと、はやめはやめに動きました。というのも、ある程度経歴をつけてしまってから複業の提案をすると数値的な目標やノルマのようなもの、あるいは報告の義務などが発生してめんどくさいかなと考えたからです。若ければ若いほど「若い」という最強の武器をつかえるのが若者の特権です。
感謝の気持ちを忘れず、会社にフィードバックする
大切なのは許可をもらった後も感謝の気持ちを忘れず、会社の仕事もしっかりと十二分に行って、自分の事業で得た知見を会社にフィードバックすることです。自由には責任がつきまとうように、これらはセットなわけです。
時代の流れにのっかろう
「社長を説得して原則禁止の副業をOKにしてもらうまでにしたすべてのこと」についてお話をしてきましたが、時代の流れは「副業・複業・パラレルキャリア」に向いています。年金や社会保障が増大し、定年退職がなくなる時代だからこそ、自分の生き方や働き方を自分で切り開いていきましょう。
最後に
本物の誓約書を載せておきます。かなり突っ込んだことが書いてありますので興味のあるかたは見てみてください。
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