インフレ&大増税で死なないためにインバウンド旅行者価格を設定した理由とその結果
SONO(Twitter・Profile)です。築100年超えの古民家で育てている果樹も少しずつ収穫シーズンに突入してきました:)
きょうは「インフレ&大増税で死なないためにインバウンド旅行者価格を設定した理由とその結果」について解説していきます。
01 良質で高単価のクライアントを獲得できる
日本料理の老舗「横浜なだ万」が国内顧客の約倍の1人あたり6万5000円でインバウンド観光者向けにプランをつくったそうな。これがとぶように売れているそうなんですよね。
賛否両論あるようですが個人的には大賛成。というのもインバウンド 観光のお客さんの場合は
・そもそもある程度の富裕層がお金を使いにきている
・よいサービスに対しては高い値段でも喜んで支払う
・口コミでさらに友人・知人に紹介して次のクライアントへつながる
のですよ。日本人の場合は
・そもそもお財布のヒモが硬い
・要求する基準が高くクレームも多い
・単価が低いほど売れやすい
傾向が体感でかなり強いので、競合ひしめく領域では価格勝負になりがち。
02 日本の賃金や消費額は大きくあがらない
インフレによる物価・エネルギー高が加速度的に進んでいますが、企業の給与はそれに追いつくレベルではあがりません。一部の企業では数%程度あがるかもしれませんが、それでもますます家計のお財布のヒモは硬くなるばかり(以下家計の実質消費支出の推移)。
・物価やエネルギーの値段があがる
・賃金はそれほどあがらない
・財布のヒモが硬くなり消費額は落ち込む
の3重苦の中で価格勝負しかできない事業者はかなり辛い未来が待ち受けているんですよね。
03 日本市場は猛スピードで縮小していく
令和4年版高齢者白書のデータを見ると「2035年頃には3人に1人は65歳以上の高齢者」になることが予想されています。
さらに悪いことに、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が4月に公表した将来推計人口で、23年の日本人の出生数は最も実現性が高いとした中位推計で76万2000人との発表があったそうな。下図をみてもらってもわかるように、2015年頃から加速度的に出生数がガクッとさがっていることがわかりますね。
上記を踏まえ、誤解を恐れずに特徴を列挙すると以下のような特徴に集約されるわけです。
インバウンド観光の旅行者
・日本に旅行に来るだけのお金を持っている
・よいサービスにはしっかり支払いをする
・今後も増加する可能性が高い
日本人
・インフレに対して賃金が十分にあがらない
・財布のヒモが硬く安いものを選ぶ傾向が高い
・今後は加速度的に減少していく
「日本のクライアントを大切にするのはもちろんん当たり前のこと」なんですが「海外のクライアントに対しても商売をしていくのが必須」だというのが各種データをみてわかってもらえるかと思います。あとはいかに小さく早くすすめていくかですね:)
最近よく相談に受けるのが
・やりたいこと(ロマン)
・お金を稼ぐこと(ソロバン)
のどちらを優先するのがいいですか?という質問。どちらが正解か理由も含めて「ロマンとソロバンどちらを優先するべきか問題」で解説しました。
「フリーランスを失敗する人の10の特徴と挫折しないためにするべき10の回避策」では失敗してしまうフリーランスの10の特徴と回避策を解説しています。生き残りたい個人事業主の人はぜひお読みください。
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追記:価格設定をした結果どれくらい収入があがるのか?
さて、ここからはもっとツッコンだ話をしていきます。インバウンド 価格の設定をするコトでどれくらいの収入があがるか?気になる人が多いと思うのですが、結果からいうと
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