複業しやすい会社員になる3つのコツ
其田です(プロフィールはこちら)。今日はご質問をいただきましたので回答していきます。
こんにちは!いつも楽しく記事を拝見しています。そのさんは会社員とフリーランスを組み合わせて働いているとのことですが「複業しやすい会社員」になるために気をつけていることはありますか?私も複業をしようと思っているのですが、日々の仕事に追われてなかなか時間が作れません。コツやポイントがあれば教えてください。
01 スケジュールに決定権を持てるポジションで働く
仕事をする上でスケジュールに決定権を持てるポジションで働くというのは、複業をする上でとても大切なんですよね。例えば
「明日までに○○資料作っておいてくれる?」
「明後日打ち合わせが決まったから空けといてくれる?」
とか言われると「えー、その日は複業の予定いれちゃってるのに・・・」みたいなことが結構あるんですよ。そうするとなかなか断れなくて、結局複業とか言ってる場合じゃなくなっちゃうんですよね(断れる不屈の心や、都度リスケするコミュ力を持っていれば話は別ですが)。
其田自身も26歳くらいまでは上から降ってくる仕事をまわすのに必死で、なかなか複業に手がまわらなかったんですよね(特にいきなり直近の日程を埋められたり、締め切りの短いタスクを振られるのは本当にキツイ)。
上長の確認をいちいちしないといけないポジションだと、どうしても調整に時間がかかったり、いきなりスケジュールを変更されたり、ストレスが溜まりますいので、なるべくスケジュールやタスクについて決定権のあるポジションにいけるように頑張りましょう(まずは本業を頑張る)。
27歳以降はプロジェクトを進捗管理する側にまわったので、打ち合わせの日取りや業務量の采配について決定権を持てるようになりました。一気に働きやすくなってめちゃめちゃ楽になったのをよく覚えています。社内調整するにしても、自分がある程度の決定権を持っていた方をまわしやすいということを覚えておきましょう。
02 スキルを身につけてプロジェクトベースで働く
「そんな決定権がある身分に行くのはキツいです〜(;´д`)」という方もいるかもですが、そういう方はスキルを身につけてプロジェクトベースで働けるようになるのがおすすめです。
・プログラマー
・デザイナー
・ライター
・フォトグラファー
・ビデオグラファー
・マーケター
etc
リモートで案件ベースで働けるようになると、テレワークやフレックスもしやすくなるんですよね。WebやIT関係であれば年齢とともにディレクターなど上流側に行くのが王道ですが、このあたりは自分の性格や働き方を見据えながら交渉していくのがよいでしょう。
03 キャラクターづけする
具体的には
・有給休暇遠慮なくとるキャラ
・基本定時退勤しますキャラ
・テレワークしがちキャラ
・複業しますキャラ
みたいな意味合いです。複業するにしても、テレワークやフレックスといった働き方をするにしても、結局問題になるのは
・社内外の認知(理解)
・社内外とのコミュニケーション(現在と将来の情報共有)
なわけです。で、最初は多少摩擦や炎上があるかもですが
・仕事をキッチリやる
・相談・現状報告・スケジュールをまめに
していれば基本的に鎮火します。というよりも、
「○○さんは○○キャラだから○○しておく必要がある」
みたいな認知が広まっていくんですよね(これがすごい大切)。
例えば、
・其田は春と秋は年休多めに取るから早めにスケジュール押さえないと
・其田は定時退勤するから打ち合わせは午後はじめに設定しておかないと
・其田は基本テレワークだから連絡はチャットベースでしないと
みたいなポジションを其田はとっています(これは実話です)。
「そんな周りの人に迷惑(と自分は思っている)ことをするのは遠慮しちゃう・・・」
という人は、根本的な考え方を変える必要があります。
そもそも働くために生きているわけではないですよね?生きるためのお金を稼ぐために働くわけです。さらにいうと、あなががいなくても仕事は最終的にまわります(まわらないとすると現状がオカシイので、問題を顕在化させて働き方や業務の進め方を変えるべき)。
人が死ぬ前に後悔する5つのこととして
・働きすぎなければよかった
・もっとチャレンジすればよかった
・自分の気持ちに正直に生きればよかった
・自分の幸せを追求すればよかった
・友達や家族を大切にすればよかった
などがあるのは有名ですが、まわりに遠慮した人生は後悔する可能性が大きいので、遠慮せずに自分の主張(交渉)をすべきだと思います。
其田自身
・副業
・フレックス
・テレワーク
を交渉して許可もらいましたし、現在は築100年の古民家を交流しつつ会社員とフリーランスを組み合わせて想いとお金のバランスをとって生きれるようになりました。話してみれば意外と聞いてくれるものです(了承してくれるかはまた別問題ですけど)。さらにいまは時代の流れが後押しをしているので、やるならイマです。
追記:ここだけの話
新型コロナを境に2020年以降
・1つの会社にずっと所属する時代は終わった
・複数の企業や会社員とフリーランスを組み合わせながら働く生き方が当たり前になった
をヒシヒシと感じています。結局会社の経営が悪くなると
・給料や賞与を減らす
・複業を解禁して会社の外で稼いでもらう
・リストラする or 転職してもらう or 出向してもらう
のどれかになるんですよ。例えばANAの場合はこんな感じ。
全日本空輸(ANA)は従業員の副業範囲を広げ、勤務時間以外にほかの会社とも雇用契約を結べるようにする方針を固めた。(中略)一時金の減額も含め年収ベースで3割減となる。副業の拡大で社員の理解を求めるとともに、副業で得た経験やスキルを自社の業務に生かしてもらう狙いもある。日経新聞2020年10月10日
40歳以上の会社の中でしか働けない社員は人生詰みがちです(後述します)。会社と家との往復ばかりしていると浦島太郎状態でそういう感覚や危機感を抱きづらいかもですが、
・変化するものは生き残るし
・変化できないものは淘汰されます
例えばここだけの話、カメラ業界も明暗がくっきりと別れています。というのも、
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