若手全国通訳案内士が多能工型観光ガイドを目指すべき5つの理由とキャリア形成の具体的な方法
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SONOです(Profile・Twitter)。きょうは「若手全国通訳案内士が多能工型観光ガイドを目指すべき理由」について解説していきます!なおこの記事内ではざっくりと「単能工型・多能工型」を以下のような区分で使用いたします。
単能工型・ガイドのみに特化(ガイディングが主な価値)
多能工型・ガイドだけではなく他の業務や役割も行う(その他の付加価値)
ではさっそく多能工型観光ガイドを目指すべき理由を5つ解説していきます。
01 競合他者と差別化するため
例えば65歳以上のシニアガイドは、すでに資産や年金受給をしており比較的資金力がある場合も少なくなく、低単価でガイドを受けがち。最近では副業ガイドも増加しており「競合すると価格競争で首が絞まっちゃう」んですよね。シニア・副業ガイドは「受託案件をメインにガイドのみをこなす単能工型」が多いので、若手全国通訳案内士は他のスキルや役割をになえる多能工型ガイドで差別化を目指すのがおすすめです。
02 時代の流れに柔軟に対応するため
時代の流れが非常に早いなかで、ガイディングのみに特化した観光ガイドは変化に弱いんですよ。例えば
・コロナなど疫病の再流行
・東南海トラフ地震や首都直下型地震の発生
・中国台湾戦争勃発
みたいな観光業が止まってしまうレベルの事象が起きた時に、他の事業へ瞬時に軸足を移せるスキルと実績がないと食べていくのがかなりしんどくなります。シニア層や副業ガイド層であれば他の収入源があるので問題ないかもしれませんが、若手全国通訳案内士は複数のスキルと実績を身につけて柔軟性を確保しておくのが必須だと考えます。
03 自身や家族の事故や病気に備えるため
単能工型のガイドは基本的に自分が稼働しなければ収入が入ってきません。例えば「自身や家族が事故や病気になり、自分が働けなくなってしまった場合収入が激減」します。若手全国通訳案内士は時間も体力もあると思うので、ガイド以外のスキルや実績をもとに場所にとらわれない仕事の仕方を手に入れておくのがおすすめです。
04 単価・売上をあげるため
単能工型のガイドは受託案件の場合ざっくりですが「半日4時間2.5万円・1日8時間5万円」程度がだいたいの相場かと思います(時給5000〜6000円くらい)。春秋の繁忙期は仕事に困らないかと思うのですが、夏冬もコンスタントに仕事があるかというと、実績やコネクションがない場合は少し難しく、となると日本人の平均年収である450〜500万円くらいのラインも意外と厳しかったり。加齢後の将来的な稼働日数減少、個人事業主の場合は年金・健康保険の支払いなどもあるので、若手全国通訳案内士は単価・なるべく売上をあげることを目指しておくのが個人的におすすめです。
05 ガイドを長く続けるため
ガイドを長く続けるためには、ガイド以外のスキル・実績をつくっておくのがおくのがおすすめです。というのも発注者側としても「多少高くても◯◯が得意なあなたにお願いしたい」という決め手になりうるから。反対にお金さえ儲かればいいというエージェントやマッチングサイトだと「価格が安くてある程度のガイド能力の人なら誰でもいい(自社の取り分を最大化することに比重をおく)」といった感じで使いつぶしの消耗品扱いになるのでおすすめしません。もちろん生活の足しになる収入でよいのであればそれでも全然OKです。下手に収入を増やそうと頑張ると身体的・精神的に不可がかかりますし、ガイド自体が苦痛になってしまったりしちゃうので。
ちなみに、私見ですが単能工型・多能工型それぞれ向いているのはこんな人。
単能工型観光ガイドに向いている人
・ガイドスキルを極めたい人
・とにかくガイドが好きな人
・1つのことを続けるのが好き・得意な人
多能工型観光ガイドに向いている人
・ガイドスキル以外のことを組み合わせたい人
・ガイド以外にも好きなことが多くある人
・1つのことを極めるのが苦手な人(多趣味・飽き性な人)
追記:多能工型観光ガイドの具体的なキャリア形成の方法
ここからは「多能工型観光ガイドの具体的なキャリア形成の方法」になります。まずもっとも重要なのは
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