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【珈琲焙煎】コロンビア|ラ・プラディーラ農園無農薬
本日の焙煎豆
品名:カフェインレス・ラ・プラディーラ農園 無農薬
生産国:コロンビア地域サンタデール県アラトカ ラ・プラディーラ農園
規格:エクセルソ
スクリーン:14up
標高:1,700m〜1,950m
欠点:36個 / 250g
精選方法:デカフェ処理方法 マウンテンウォーター式
品種:カトゥーラ、カスティージョ
収穫年度:2020/21
認証:JAS有機(エコサート)、RFA(レインフォレスト・アライアンス)
焙煎豆の紹介
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コロンビアのコーヒーの特徴
今回の珈琲焙煎はコロンビアのデカフェ、ラ・プラディーラ農園の無農薬コーヒーです。
コロンビアは、太平洋とカリブ海に面している緑豊かな丘陵地帯で、アンデス山脈による寒暖差と降雨量が多く、コーヒー栽培にとても適した自然環境です。
コロンビアのコーヒーは、1730年〜32年頃に東部タバヘにあるサンタ・テレサのキリスト教の修道院に植えられたコーヒーの木が起源で、そこからコーヒーの栽培が始まったとされています。
また古くからブラジルとの差別化を意識した高品質なコーヒー生産を目指して栽培されています。現在の生産量はブラジル、ベトナムに次いで世界第3位となっています。
コロンビアのコーヒーは、日本では「エメラルドマウンテン」や「スプレモ」といった豆がよく知られていますね。コロンビアのコーヒーの味は、南国っぽい豊かなフルーティーな香り、柔らかな苦味とコク、濃厚な甘さがバランスよくマイルドなコーヒーです。
ラ・プラデーラ農園
今回焙煎するコーヒー豆は下の地図の印のあたりのラ・プラデーラ農園で栽培されたものです。コロンビアの中でも最も古くからコーヒーを栽培してきた地域のひとつサンタンデール県アラトカに位置し、約1,800m の標高とシカモチャ渓谷の近い立地は、低い湿度と陽当りの良さがあり、夜は冷風が吹き抜ける、コーヒー栽培に適した環境にあります。
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デカフェ処理について
デカフェ処理方法はマウンテンウォーター式になります。主なデカフェ処理方法には、有機溶媒法、二酸化炭素法、水法(ウォータープロセス)等がありますが、マウンテンウォーター式は、化学薬品を使わずに、カフェインを除去する最も安全な処理方法になります。
焙煎状況
デカフェ処理した生豆の状態は、普通のものと違って茶色い色をしていますね。推奨焙煎度ミディアムロースト~シティーローストとなっていますので、2ハゼすぐ煎り止めます。今回も焙煎機SandboxSMARTを使用します。事前に仮焙煎を4回実施し焙煎機を温めておきました。
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余熱200℃
ターニングポイント 54秒 / 110℃
150℃到達 3分58秒
170℃到達 7分13秒
190℃到達 9分52秒
1ハゼ 12分04秒 197℃
2ハゼ 15分02秒 197℃
煎り止め 15分22秒 198℃
120gの生豆を焙煎しましたが、焙煎後の重さを計り忘れました(^o^;)
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焙煎後、数時間置いてから飲んでみましたが、程よい酸味に苦味と甘さがバランスよく備わって、とても美味しいコーヒーでした。これでカフェインレスなので、夜も飲めて嬉しいですね。
まとめ
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余熱を200℃で始めると、酸味が抑えられ甘みがまして美味しくなった気がします。190℃を過ぎて2分くらいで1ハゼが始まりました。
1ハゼの音は最初水蒸気が抜けるようなブスブスといった音で始まり、しばらくするとパチパチに変わりました。1ハゼが始まってから2分くらいで2ハゼがスタート。こちらはわかりやすいピチピチといった音がします。上記の焙煎は2ハゼの音が本格的になり始める頃合いで煎り止めましたが、とても飲みやすい珈琲ができました。