![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97979420/rectangle_large_type_2_93017d3391cd6d543e0480d65f1b32b3.jpeg?width=1200)
【訪問記録230209-10①】北海道でてこいランド誕生秘話
こんにちは!
北海道・津別町を舞台に「学生目線の地方創生」に取り組んでいる、学生団体HALCCです。
今日の記事は、2月9日から10日に行った今年初の津別町訪問記録その1ということで、宿泊でお世話になった北海道でてこいランドについてご紹介します!
北海道でてこいランドって何?
北海道でてこいランドは津別町にある宿泊交流施設です。私たちHALCCも基本的に訪問時は毎回宿泊させてもらっていますが、合宿施設としても機能していて、コロナ以前は高校の運動部やスキー団の合宿を頻繁に受け入れていました。
※参考:「タウンニュースつべつ#5」。1分19秒くらいから北海道でてこいランドが取り上げられています。
もちろん個人単位で宿泊する際にもゲストハウスとしてぴったりで、筆者がプライベートに津別を訪れた際にもでてこいランドにお世話になりました。
今回の訪問ではどうだった?
2月9日(木)、午後に津別町に到着した私たちは町役場での役場職員の皆さんとの打ち合わせを終えた後、でてこいランドに向かいました。
今回の訪問では奇跡が重なってローカルメディアについての勉強会が出てこいランドで開催されることに!
![](https://assets.st-note.com/img/1676322168552-g1YJ0kILRZ.jpg)
そういうわけで私たちはでてこいランドで町役場の皆さん、町民の皆さんと共に学ぶ時間を過ごすことができました。企画・実施をしてくださった道東テレビの立川彰さん、講師の山崎健太朗さんありがとうございました。
(勉強会については後日別の報告記事が出ます! お楽しみに!)
そうして勉強会が終わった後にそのまま懇親会!!!
そう、でてこいランドは「宿泊交流施設」なので、勉強会という少しかたい場の後にそのまま食事をとったり、問題ない人はお酒を飲んだりという二次会にうつっても場所を変える必要がないのです!
そういえば筆者はお酒が飲めるようになって初めての津別訪問でした。人に迷惑をかけることなく、楽しめました。
夜になって、大人の皆さんは歩いたり家族を呼んだりして帰宅され、HALCCメンバーはそのまま宿泊。
10日(金)となり、朝起きるとすぐ恒例のおいしくて少し盛りだくさんな朝食に。
その日は高大連携事業や町内の見学があったのですが、活力の源となりました。
北海道でてこいランド誕生秘話――山内彬さんのお話から
北海道でてこいランドが魅力的な施設であることは、これまでの文章でわかっていただけたのではないでしょうか。
ですが今回の記事では、いつも私たちHALCCを迎え入れてくれる、北海道でてこいランド事務局長の山内彬さんが懇親会で話していた「北海道でてこいランド誕生秘話」をご紹介してこの記事を終わりたいと思います。
山内さんによると、北海道でてこいランドが生まれるきっかけとなったのは社会人大学「津別町まちおこし大学」。
これは1988年から89年にかけ、国の「自ら考え自ら行う地域づくり事業(ふるさと創生事業)」により、各市町村に一律1億円が交付されたとき、そのうち1,000万円を活用して1990年に開設されたもの。
山内さんをはじめとした現在の北海道でてこいランドの役員、町の唯一の新聞である津別新報の社長さん、さらには現在の町長など、いま町のキーマンとなっている人たちの多くが学生として参加しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1676322311320-fliJYjFcZ3.jpg?width=1200)
その取組のなかで長崎に「修学旅行」に行ったとき学生たちが宿泊したのが「長崎でてこいランド」。心身にハンディキャップをもつ子どもの親や支援者たちが力を出しあってつくった、山の中の小さなレジャーパークの様子に感銘をうけた学生たちが、津別町に「北海道でてこいランド」を開設することを企画しました。
町内だけでなく全国からの賛同と寄付を得て、施設は1996年に完成。
津別町を代表する合板製造・販売の会社である丸玉木材株式会社など、関係各所にかけあったことで、山内さんらは津別町内の木材を存分に生かした建物をつくることに成功しています。
完成から20年強の歳月が経っていますが、建物は今なおしっかりとしていて、その様子が津別町の「森林」という魅力を体現できていることを山内さんは誇らしげに語っていました。
「森林」の恩恵を活かしながら、町内外のあらゆる人(ハンディを問わず!)が共に学んだり、交流したりするためのものづくり。
よく「ばらまき」として非難されているふるさと創生事業ですが、この北海道でてこいランド誕生秘話は現在のまちづくりが津別に育つ土壌づくりの物語でした。
=====================
今回は私たちが宿泊した「北海道でてこいランド」の誕生秘話から、津別町のまちづくりのものがたりの始まりをご紹介しました!
次回の記事でも、2月9日から10日の津別町訪問記録として、現在の津別の「まちづくりの物語」をご紹介します!
それではまた次の記事でお会いしましょう。