英語ができなくたって大丈夫!「お試し留学」からワーホリへ |私たちのAnother sky #7
海外に行くにあたり、英語力に不安を感じる方は多いと思います。「英語が話せない私は、海外生活なんて無理だ…」なんて思っていませんか?
そう思うのは、ちょっと早いかもしれません。
SHEメイト*のもえかさんは、なんと英語力0(中学英語レベル)から語学留学とワーキングホリデーを経験しているんです!
今回はそんなもえかさんに、海外生活の経験やマインドチェンジのお話を伺いました。
もえかさんのプロフィール
看護師として働くもえかさんは、2019年に語学留学とワーキングホリデーを経験しました。最初は1ヶ月の語学留学のためにニュージーランドのクイーンズタウンに渡航。その後ビザをワーホリに切り替えました。再度語学学校に通った後はホテルで勤務し、バックパッカーも経験。コロナが流行り出したため、翌年3月に帰国されました。
SHEには2023年1月に入会。看護師は職業柄リモートワークの選択肢がないため、スキルを身につけてリモートでも働けるようになるために入会されたそうです。
SHEでライティングを中心に学び、現在はライターとしても活躍されています。
始まりはインスタの広告!中学英語で海外へ
Q1. 海外へ行こうと思ったきっかけはなんですか?
インスタで海外留学の広告を見たことでした。ちょうど5年間勤めた病院を退職したときで、リフレッシュしたいと思っていて。「楽しそう!」と思って資料請求してみたら、色々な留学エージェントから一気に資料が届いて、電話もかかってくるようになってしまって… 笑。とにかく解放されたくて一度話を聞きに行ってみたら、逆に「海外いいかも」と乗り気になったんです。
Q2. ニュージーランドを選んだ理由は?
バケットリスト*に「オーロラが見たい」と書いていたので、せっかく海外に行くならそれが叶う場所がいいと思いました。最初はカナダのバンクーバーやビクトリアを考えていましたが、資料を見ていたらなんとなくニュージーランドが気になってきて…。エージェントにどちらがいいか相談したら、「そういうときは気になった国に行った方が後悔しないよ」とアドバイスされて、最終的にオーロラも見られるニュージーランドのクイーンズタウンに決めました。
Q3. 渡航前に英語の勉強はしましたか?
留学を決断してから渡航するまで1ヶ月弱しかなく、他の準備で忙しかったので英語の勉強はほとんどしませんでした!しかも、選択授業制の高校出身なので英語の授業をあまり取っておらず、本当に中学英語しか分からない状態で渡航しました。
ニュージーランドに魅せられて、長期滞在にチェンジ
Q4. 実際にニュージーランドに行ってみて、どうでしたか?
自然豊かなクイーンズタウンでリフレッシュできて、大正解でした!ホームステイ先や学校からは毎日綺麗な空が見られて、仕事終わりや休日は公園にピクニックに行って自然を楽しんで。田舎が苦手な人には辛いかもしれないけれど、私にはぴったりの場所でした。
Q5. ワーキングホリデーに切り替えた経緯は?
最初は1ヶ月だけの語学留学のつもりでしたが、もっとニュージーランドにいたい!と思いワーホリに変更することに決めました。1ヶ月過ごしたことで、現地にも助けてくれる人がいる状態で行けるので長期滞在のハードルが下がったんだと思います。他の国に変更することもできましたが、ニュージーランドが大好きになったことやクイーンズタウンの日本人が少ないという環境が気に入ったので、ニュージーランドに決めました。
6月末に一度帰国し、ワーホリビザ申請を始めました。ビザが降りるのに時間がかかったり、ワーホリ用の健康診断の予約が取れなかったりとトラブルもありましたが、8月末にビザが降り、9月にやっと再渡航できました!
仕事に旅に、ワーホリを満喫した半年間
Q6. ホテルで働くことになった経緯は?
3ヶ月間語学学校に通いながら仕事を探していたんですが、なかなか上手くいかなくて。希望していた飲食・接客の仕事でトライアルをしても、英語力を理由に不採用ばかりでした。結局、家から市街地までの目についた場所に片っ端から履歴書を配っていったらすぐお仕事が決まったと友人から聞いて、同じ方法を取りました。当時はお金がなかったこともあり、最初に電話がかかってきたところで働こう!と決めていて、それがホテルだったんです。ハウスキーパーとして1-2ヶ月間働きました。
Q7. バックパッカーをすることになった経緯は?
ワーホリ中に旅をすることはもともと決めていました。1ヶ月のお試し留学のときに学校にしか通わず、ニュージーランドのことを何も知らないままだったのが一番の後悔だったから。本当は友人と旅をする予定だったのに、当日になって友人が寝坊してバックレて…。1人でも行く!と決めていたのでそのまま出発しました笑。車がなかったので、バスや自転車でニュージーランドを一周しました。
英語で壁に直面…現地の友人に頼ってチャンスに変える
Q8. 滞在中、壁に直面したことはありましたか?
やっぱり英語面では苦労しましたね。始めはホストファミリーとも上手くコミュニケーションできなくて、険悪な雰囲気になることもありました。語学学校では、文法テストの成績が良くて上のクラスに配置されてしまい、スピーキング・リスニングの面で苦労しました。これは日本人あるあるだと思います。授業を理解できないことが、すごく悔しかった。1ヶ月の留学では、英語力が上がった実感はあまりありませんでした。
Q9. どのように壁を乗り越えましたか?
2回目に渡航したとき、「友人の誘いは断らない、日本人で固まらない、困ったことがあったら翻訳に頼らず人に聞く」という3つのルールを作りました。1回目の留学より上のレベルのクラスに入れられてしまい、授業についていくのが大変だったんですが、クラスの友人に頼ってたくさん助けてもらいました。それがきっかけで仲良くなって英語を話す機会が増え、人脈も広がりました。
日本人をはじめアジアの学生は文法的な正しさを気にしてしまって話さないことが多い印象でした。でも、とりあえず話せばみんな耳を傾けてくれるんです。「話せない」のではなく、「話さない」だけなんだなと感じました。
他国の価値観を知り、自分と向き合う
Q10. マインドチェンジの経験はありましたか?
語学学校の授業で自分の価値観や文化の深掘りをされ、深く内省するようになりました。自分の国の制度や文化についてディスカッションをする授業で他国の価値観を知って、自分の価値観が壊されたんです。「なんで30歳までに結婚したいの?」とか、「クリスマスは家族と過ごすものだよ、だって恋人は他人でしょ」と言われたときはビックリしちゃいました。質問に「なんとなく」と答えると「自分の人生なのになんとなくで考えるなんて」「自分を大事にしないとダメだよ」と怒られちゃって…笑。それまで考えたことも無かったことばかり聞かれて最初は正直苦痛でした。でも、それを機に自分のことを深掘りして考えるようになれました。
それから、自信がついて行動力が上がりました。お試し留学の1ヶ月を乗り越えたことが自信になってワーホリに切り替えることができたし、ワーホリで英語力が身についたことやバックパッカーを経験したことも自信に繋がりました。留学を決意したのは勢いでしたが、その最初の一歩が大切でした。海外経験で自信と行動力を得たからこそSHEに入会する決断ができたんだと思います。
もえかさんの今後
Q11. もえかさんの今後の展望を教えてください。
自分が難病と診断されたことをきっかけに、難病を持つ人が交流できるコミュニティを作りたいと思っています。それから、旅をしていても、病気の治療をしながらでも、自由に働けるようになりたい。看護師の仕事も続けつつ、場所を選ばずに働ける複業ワーカーを目指したいと思っています。
最後に、overSHEメイトの皆さんへメッセージを!
海外に興味があるならまずは実際に行ってみてほしいです。エージェントに相談すれば1週間だけの社会人向けお試し留学プランもあるし、保険や飛行機も手配してくれるので、海外旅行をただの旅行ではなく留学にしてみるのもオススメです。
英語が話せなくても、挨拶と簡単な文が言えればなんとかなる。「I want OO」や「I like OO」が言えれば自分の意志は伝えられます。多くの人はそれくらいならできると思いますし、それができれば意外と海外でも生活できますよ!
おわりに
英語力が全てじゃない。現地の友人に素直に頼ったり、やりたいことにどんどんトライする積極性があれば、こんなに充実した海外生活が送れるんですね。
海外経験で身につけた柔軟な価値観と行動力を武器に、さらに活躍するもえかさんの今後が楽しみです!
留学やワーホリが気になるけれどなかなか一歩を踏み出せない方、まずは「お試し留学」から始めてみてはいかがでしょうか?
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