風と共に去りそうにない~2022夏~
ヨビッチがフィオレンティーナで活躍しているのは、彼にとってヴィオラにとってもwin-winだと感じる。
かつて在籍していたバティストゥータのような存在になってほしいものだ。
そんななか、マドリーの2022年夏の補強についてアンチェロッティは完了したと報じられた。
おそらくは放出が進まず実質的には枠がいっぱいなので補強ができないと言うのが本音だろう。
新加入選手の到着というのは、いつでも期待に溢れるものだ。
しかし、人員整理が行われないことにはそれも夢のまた夢だということを、マドリディスタは痛いほど解らされている。
血の入れ替えはスムーズに実施されたいものである。
ここで放出候補となっている選手達について述べたいと思う。
アセンシオ
彼はすでに期待の新星から成熟した選手へと変貌を遂げているはずだった。
だが、目に見える覚醒と言えるものを実感しているマドリディスタは少ないだろう。
個人的には、期待していたこともあり残念でしかない。
あのスーペルコパクラシコでのゴラッソも、
CL決勝ユベントス戦でのダメ押しの4点目も、
負傷からの復帰し、途中出場すぐのボレーも、
もはや過去のものとなりつつある。
アセンシオにはミランやニューカッスルなどからオファーがあったとされているが、ミランは年俸が高すぎるという理由で見送られた。
21-22シーズンにおいて10年ぶりとなるスクデットを獲得したクラブであっても、ケシエとの契約延長が出来なかったなど、財政面は依然として厳しいのが現状だ。
アホみたいに戦力を獲得としていながら給与の減額を求めているクラブSp○tifyよりはマシだが、ミランもまた、かつてのオーナーである元イタリア大統領の散財と借金に苦しめられているのだ。
ニューカッスルについては財政に関しては天文学的な資金を有している為、全く問題は無い。
マグパイズはアセンシオを、新たな船出の主役として欲したのだと感じる。
しかし、マルコ自身が英国への移籍に乗り気ではないのが現状だ。
アセンシオの放出オペレーションが行われているとはいえ、ラウールも全盛期もスランプに陥った時期はある。
期待していることもあり、可能であればまだマドリーで見ていたい選手だ。
マリアーノ
彼が輝いた瞬間は、あの中断期間前のクラシコでの途中出場即決勝ゴールである。
おそらくマリアーノにとってマドリー在籍時代のハイライトはアレだけとなるはずだ。
現状の契約期間は2023年6月30日まで。
ベンフィカやフェネルバフチェ、そしてヘタフェやラージョからオファーが来ても一切移籍しようとしない彼は、もはや自身のパフォーマンスの向上などサッカー選手としてのひたむきな姿勢は感じられない。
高い給料がもらえれば試合に出場出来なくても困らない。
そんなイメージが定着している。
いちおうのマドリディスモのようなものも感じられなくは無いが空回りしているのも印象が悪い。
残り1シーズンをベンチ外で過ごすのは一向に構わないが、その後の転職先が見つかるのかはマリアーノ次第である。
リヨン時代で魅せた怪物の片鱗は幻だったのだろうか。
アザール
マドリーはエデン獲得のため、チェルシーに1億€近い移籍金を支払ったが、未だに彼はマドリーにやってこない。
ベルギー代表としては弟トルガンとともにそれなりの活躍しているようだが、契約しているはずのマドリーで姿が見当たらないのだ。
7番を背負ったハンバーガーをアザールだと認識している方もいるようだが白昼夢でも見ているのだろうか?
そろそろ22-23シーズンが始まるので起きてくださいね。
アザールと2024年6月30日までの5年契約を締結してから3年が経過した。
エデンは、果たしてマドリーでプレーすることはあるのだろうか?
第2のフォベールにはならないことを祈っておく。
バジェホ
現行の契約期間は2025年6月30日まで。
永い。
ミリタオの覚醒とリュディガーの獲得。
そして新たなディフェンスリーダーであるアラバとマタドール継承者ナチョ。
彼の出番はほとんど無いと思われる。
3年間ベンチ外で良いのだろうか?
クラブSp○tifyを叩きのめし、そのままEL王者となったフランクフルトやクリバリ移籍の穴埋め候補を探しているナポリなどからのオファーは残念ながら来ていないようだ。
古巣EL王者から声がかからないのも悲しいものである。
マドリーではケガとともにシーズンを過ごしたことが多く、真の実力を魅せることが出来ていないのは確かだ。
バジェホだけでも他のクラブからのオファーには耳を傾けてもらいたいものだ。
アセンシオ、マリアーノ、アザール、バジェホ。
彼らもまた、スカーレットと同じような結末になってしまうのだろうか。
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