スウェーデンの冬を満喫 ~娘と楽しむ森のひととき~
昨日はあまりにもお天気がよかったので、今回は写真を交えてのお散歩回です。
スウェーデンの冬の森を歩くのは、何度体験しても新鮮な時間。
昨日もそんな一日でした。
朝から柔らかい冬の日差しが部屋に差し込み、昨晩少しだけ降った雪がキラキラと輝いていました。
気温は–3度と少し冷え込むものの、絶好のお散歩日和。
さっそく防寒着を着込み、手袋とマフラーを準備していると、娘が「一緒に行っていい?」と聞いてきました。
もちろんですとも!
娘と一緒に家を出ると、冷たい空気が顔を包む感覚がなんとも気持ち良い。
遠くの木々の間から差し込む日差しが、雪に反射して眩しいくらいです。
森へ続く道を歩いている途中からもう、人々の楽しそうな声が聞こえてきます。
ちょうど日曜日のお昼前ということもあり、お散歩を楽しむ人や、そり遊びに興じる子どもたち、さらには森の中で早めのランチを準備しているカップルの姿も見られます。
普段は静かな森が、この日は少し賑やかで、温かい雰囲気に包まれていました。
森には、数は少ないですが指定されたグリルスペースがいくつかあります。ちゃんと薪が用意されていて自由に使えるのですが、後片付けさえきちんとすればOKという気軽さが嬉しいところ。
こうした場所では、スウェーデンの人たちは、たいてい簡単なソーセージやハンバーガーを焼いて楽しみます。
気持ちのよい雪景色を眺めながら、澄んだ空気の中、ホカホカのランチを頬張る……それだけで特別な時間。
なんだって美味しく感じられるのは間違いありません。
私たちは、その光景を見て、次回は温かい飲み物とシナモンロールを持ってきて森フィーカを楽しむことに決定。
日の当たる場所で、ゆっくりお茶を飲みながら雪景色を眺める。
なんとも贅沢なひとときになりそうです。
森を越えて反対側に出ると、広いスペース一面に雪がキレイに残っている景色が広がります。
こんな場所では、スウェーデンの子どもたちの定番 “スノーエンジェル” が思い出されます。
雪がたっぷりキレイに残っているところに背中から倒れ込み、大の字になって両手を上下に動かしたり、足をパタパタさせてエンジェルの形に。
娘が小さかった時もよくやってたな……。
ちなみに、このお散歩には夫も誘ったのですが、「ランチを作って待ってるよ」と家で留守番をすることに。
森をひとしきり楽しんで帰宅すると、夫は、せっせとピザ生地を作っているところでした。
その後、熱々の自家製ピザをいただきました。最高に美味しい!
お昼過ぎ、再び夫と二人で森へ。
午後になっても冬の日差しは優しく森を照らし、雪の白と空の青が織りなす風景は何とも言えない美しさ。
空気は澄んでいて、深呼吸をすると心の奥までリフレッシュされるようでした。
太陽の光がこれほどまでにも人の心を明るくしてくれるとは、スウェーデンの冬を体験するまでは知りませんでした。
スウェーデンの冬の森での散歩は、心も体も脳も癒してくれる最高の贅沢です。