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2024年8月12日(月)ー17日(土)母の夏休み

2024年8月12日(月)

息子の習い事の試合。もう試合自体いくつ出ただろうか。最初はうんざりするほど一日が長く感じていたのに、最近はだいぶ慣れてきた。「次はこれがある」と流れがわかっているかいないかで疲れはだいぶ違う。これは異動したあとのことを考えても、きっとそうだろうと思う。

今回、初めてマネージャーとしてベンチ入りした。子供の表情ひとつひとつが細かく見えるから、遠くで見ているよりドキドキしなかった。思った以上に子供たちは監督(ベンチ)を気にしてコートに立っているのだな。何もできないので人一倍声を出して応援した。
役割があるほうが、割り切って動けるぶん楽だと感じるほうだ。誰がやってもいいけどどうする?みたいなところで出しゃばるよりもずっと。

習い事の行き帰りの電車は、いつもどんな顔をしていればいいかわからない。雑談に混じれずに俯いてスマホをいじっている。しかし目を離すと子供達が騒ぐ。嫌な顔をする他の乗客にヒヤヒヤする。移動が一番ストレスかもしれない。

2024年8月13日(火)

「いないいないばあっ」のボールくん(ピンクのやわらかいマジのボール)がサーフィンで波に乗っていた。文字だけ見ると何もわからないね。でもボールくんが波に乗っていたんだ!
息子とどんな仕組みかあーでもないこーでもないと話す。磁石や接着剤でくっついてるとか、錘が入ってるとか。そんなことを言っているとサーフボードがくるりと裏返ったが、それも乗りこなすボールくんに2人で驚く。あれはマジで、ボールくん、生きてますね。

夫の実家へ帰省。夫が用事があって遅れてくることになったので、夫の弟と一緒に帰ることにした。
座席を片側、くるっと反対に向けて、4人のボックス席にするときが一番「旅行」って感じがする。
座る娘の足がまだまだ短く小さくて、向かい側に座っている義弟にすら全然届かない様子が可愛い。反対に息子はわたしと文字通り「膝突き合わせて」座っている。
息子は基本的には何かをしていないと気が済まないタイプだが、娘はぼーっとしているのも好きなので、電車でもその才能を発揮してくれて親としては助かる。

ちいかわのことを「すいかわ」と言っている娘。義父に「すいか?たべる?」と聞き間違えられ、庭で採れたすいかをもらっていた。黄色いすいか、気に入って食べた。


2024年8月14日(水)

帰省先だと全然息子が言うことを聞かないのでびっくりする。幼い頃自分もそうだったのだが、親が祖父母の前だと強く言えないのをわかって調子に乗ってしまう、といった様子だ。こちらはなるべく生活リズムを崩したくないので、ゲームの時間や宿題の時間など、いちいち怒ってしまうのだが、夏休みなんだしそのくらい目を瞑ればいいよな、と自分に苛立ってしまう。
そんなに広くない家に7人もいるので、兄妹はずーっとちょっかいを出し合っており、それも疲労の原因かもしれない。

娘が何か言い間違いなどをした時にこちらが訂正すると、「そお?」と聞き流し、それに納得する様子もこだわる様子もないのが、なんだかもう随分生きてるおばあちゃんみたいな返しだな、と思う。
言葉遣いがとにかくおしとやかで、「これは、にんじんだわ!」「にんじんなのね!」と感嘆したかんじで言う。かなり姫の血が流れている(どこから?)
わたしはかなり言葉遣いが汚らしいタイプなので、「いつこちら側に来るかな?」と観察している。

娘が駐車場に飛び出して行ってしまうのでひやりとした。田舎、たまにとんでもなく崖に近かったりするので気をつけないといけない。スーパーでも、大人が大勢いると「誰かが見ているだろう」と目を離してしまい、途中で見当たらなくなって焦った。3歳は怖いもの知らずなので、はぐれて会えなくなっちゃうかも、車に轢かれちゃうかも、みたいな危機管理が全く出来ない。
子供を育て始めてから、「ここから飛び出したらひかれちゃう」「ぶどうが喉に詰まっちゃうかも」「布団で窒息してないかな」など、ずーっとうっすら心配を続ける生活だ。いつも心のどこかで「この子達がいなくなるようなことがあったら、わたしは生きていけないだろう」と、恐れる気持ちがある。

2024年8月15日(木)

何をするでもなかった帰省が終わり、帰宅。帰り際にいつもお義母さんがお金を握らせてくるので、そんなことをしていたら義理の弟夫婦にもあげなきゃいけなくて、毎回毎回出費が大変になるのでは、と余計な心配をしながらありがたく頂戴した。
電車から見える青空と田んぼが、夏休みの集大成って感じだ。

明日は出勤の予定だったが、台風なので在宅か休んでも良いことになった。こういう選択が柔軟にできるようになったのはコロナがきっかけだ。

埃がすぐ溜まるテレビ台を買い替えたいのだが、なかなか最適解がわからず悩んでいる。


2024年8月16日(金)

生協と通常の買い物で、ヨーグルトがダブりまくってしまった。冷蔵庫がヨーグルト団地になっている。30個近くあるなあ、どうしたものか。

台風でできた突然の休みを有効活用するべく、テレビ台と納戸の掃除をした。テレビ台は、購入をいったん見送り、ガラス扉を外してオープン収納にし、こまめに掃除が出来るような形に変えた(実際掃除するかどうかは別だ)。その中に入れっぱなしで、もうずーっとやっていなかったWiiは処分することにした。夫と付き合って初めて一緒に買ったゲーム。夜な夜なたくさん遊びました。ありがとう。
綺麗にしたら俄然やる気がわくので、収納も見直した。収納がうまくいっているとき、いちばん「生きてる」って感じする。

義理の実家は、行くたびに模様替えがされており、模様替え好きとしてはかなり好感が持てる。
日々の暮らしをその時々にあわせてカスタマイズしていくのは人の営みの正しい姿だと思う。ついでにマッサージ機やワインセラーも買って、老後を充実させるような様子が窺われてニコニコした。
ご本人たちは、自身の親の葬儀など、大変なことが多かったようで、自分の子供たちにはそんなことはさせられないよね、と終活も進めている様子だった。

晩御飯はずっと保存してあったレトルトカレーをたくさんあけて食べた。
娘が「ちーのちちち、ちちちーじゅ!」とオリジナルのリズムを刻みながらチーズをねだった。

2024年8月17日(土)

台風が過ぎ去って、暑い。
キムテヒョンさんの写真集をさちこが誕生日プレゼントで買ってくれたので、受け取りに朝からスタバへ。

近況を少し話す。

喋るとがっかりしちゃうアイドルの話から、やっぱり頭良い人って断片的な情報と自分の持ってる知識を紐付ける力があって良いよねしかも仲良さげな男子がわちゃわちゃしてるとより良いよと最近よく見ているQuiz knockの話をすると、男子がわちゃわちゃしてるといえばネトフリのボーイフレンドが面白いのよ共同生活ってたまらん、飯作ったり楽器弾いたりさあ、という話をされて、とにかくわたしたちのおしゃべりは連綿と続く。

夏休みに子供といすぎて息切れしてきた。
娘がタツノオトシゴを「たつのおしごと」と言っていて可愛くても息切れは止まらない。
暑いのでどこにも行けないが、娘は自分なりに遊びを工夫している。スピードカップスという、5色のカップを描かれたカードのイラストの順に並べて、終わったらベルを押して一番早い人が勝ち!という玩具があるが、娘はそれを「アイス屋さん」として遊んでいる。青いカップはブルーベリー、黒いカップはチョコレート、とそれぞれの味があり、お客さんとして訪れると、カップ(アイス)とカード(お金)を渡されて、「チーン!」とベルを鳴らしてくれる。アイス屋さんなのにお金をくれる良いシステム。

昨日の整理の続きで納戸に突っ張り棒を設置した。収納が増えるのってなんてうれしいのかしら!

ひとり残って義父母の家に滞在していた息子が2日ぶりに帰ってきた。「みてね」で逐一様子が写真や動画で送られてきていたので不思議と久しぶりな感じがしない。
テレビ台も納戸も綺麗になったのに気づき、夫が全然気づかなかった妹の散髪にも気付いた。子供はよく見ている。

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