1月5日ー1月11日　始まる学校、揺れる心

1月5日(日)

何をするにも「今日で連休が終わり」という恐ろしさが立ち上ってきてしまい、ずっとソワソワしていた。長期間の休みで身体を持て余した息子とぶつかることが多い。寝る前に「ママ、ぎゅってして」と言ってくるような、まだまだ幼い子なのに、なにをそんなに苛立っているのかと自分が情けなくなってしまう。

息子の言動のほとんどは昔の自分の振る舞いと重なることが多く、母からよく言われた「何かしてあげても感謝もしない」「気が利かない」「物が整理できない」など、今でも嫌というほど覚えている言葉たちを、今度は自分が息子に言う立場になっている。

「宿題」を「計画的にやる」というのも、まだまだ難しい子供に、「百人一首を覚えてくる」みたいなばくっとした宿題が出されるので途方に暮れてしまう。そもそもこういったことの1から10までを、親が付き合う前提なのだろうか。自分は親に事細かに宿題を手伝ってもらった記憶がなく、どう手を差し伸べればいいかがわからないのだった。
仕方なく、自分が上の句5文字を言ったら息子が下の句7文字を言う、という壁打ちを30分くらい行って10個覚えた。1時間後に再度言わせて、寝る前にももう一度。間違いやすいものにチェックをつけてやる。あと10個残っている。仕事が始まるが、それと並行して付き合ってあげられるか不安に思いながらこれを書いている。

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1月6日(月)

仕事始め。会う人が必ず目を合わせて「あけましておめでとうございます」から始まるのは、気持ちが良いから年始は好きだ。同じ理由で「よいお年を」も好き。

今日は夫が新年会で不在だったので、娘を迎えに行き、息子の習い事のお迎えも行き、ご飯を食べさせ、風呂に入れ、百人一首の暗記の手伝いをして、皿を洗って、やるべきことに追われた。
年末年始にやはりSNSを見過ぎていると感じ、それで子供への対応がおざなりになってはいないかと自省した。そのためアプリを使って使用制限をかけているのだが、今日はSNSのかわりにやるべきことに追われて、子供と向き合うのは難しかった。銀行から入金する作業、習い事のアンケートに答える作業、ちまちまして後回しにしても差し支えないことを、その日中に出来るのはよかったかもしれない。
子供と向き合えなかったとはいえ、明らかに「子供を注視する」という時間は増えて、注視されているというだけで、子供（特に上の子）は少し満足感があるようだった。

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1月7日(火)

いつまで経っても心理的安全性が生まれない組織であることだなあ（感嘆）一定の孤独を引き受けながら仕事をしなきゃいけないのかもしれない、ある年齢を越えたら。

言わない、言えないから何か思ってないわけじゃない。それはそう。基本的に上の人間に良い感情を持つことがない。それもそう！
色々な角度から、自分をなだめすかすしかない。難しいなあ。

偉い人に仕事の報告をする時間があり、とにかく和やかに終わってよかった。開放感から飲むビールが1番おいしい。

子供が朝から微妙な調子だったのだが、理由を聞いても釈然としない。明日から学校なので、やるべきことややってないかもしれないという心配事でモヤモヤしているようだった。ひとつひとつ手をかけて一緒に取り組むことで、怒ることなく過ごすことが出来た。帰宅してからの3時間くらいを、上の子にも下の子にも満遍なく使うのは難しい。今日は下の子との触れ合いが足りず、お風呂も別で入ったので、寝静まった後に「ほっぺを触りたいな〜」と思いながらこれを書いている。

習い事で一緒のママから連絡。係とか役員とか、大変でも一緒にやる人のことが好きならなんとかなるだろう。

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1月8日(水)

昨日は夜中まで夫と話した。元来わたしと夫はよく話す方だと思う。二人で飲みに行ったらずっと喋っている。しかし子どもがいるとそれも叶わないので、真夜中に二人で話し合う、みたいなことが時々発生する。

そして今日は息子とよく話した。学校が始まって、体調が思わしくない。何かモヤモヤした感じがする、という。まだまだ言語化が難しいようだが、その一つ一つを一生懸命聞くようにした。「もっと家族といたい」「やらなきゃいけないこととやりたいことが多すぎて時間が足りない」というようなことらしかった。話の最後には、「やるべきことをこの時間に前倒しで終わらして時間を作りたい」というような、本人なりの解決策を導き出して、寝た。私も学童の時間の調整やお迎えなどを検討することにした。

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1月9日(木)

やっぱり息子の体調がすぐれない。今日は休ませることになった。朝からお腹が痛いそうだ。熱や吐き気、下痢もないので、やはり学校が嫌なのか…となんとなく思う。

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1月10日(金)

子供は今日は学校に行けた。朝は途中まで送ってやり、帰りは夫が帰り道にお迎えに。喜んでいたようだ。

夜は飲み会。後輩の転職が決まり、寂しいやら眩しいやら。先輩からは、心強い、愛の言葉をもらって、気持ちを新たにした。

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1月11日(土)

晴れて気持ちの良い三連休の朝だ。

昨日からロイホのパフェが食べたくて家族に提案する。全員の賛同を得てお店へ。いつもは頼まないちょっと高めのメニューたち。しかしご飯はその分クオリティは高いし、パフェ系はデニーズとそんなに値段は変わらない（むしろ安い）し、満足度が高い、と思う。おもちゃがもらえるので、娘はビーズのヘアゴムをもらっていた。絶対に結びたがらないのだが、初めて結ばせてくれた。夫が慣れない手つきで結ぶと、思った以上に愛らしく、ポニーテールの後ろ姿にピースを添えて写真を撮った。
息子はお子様ランチを食べた後、まだ足りないといってフレンチトーストを頼んだ。ぽってりと、しかし豆腐のように角が立った食パンが美しい。ホイップバターをこれでもかとつけて食べていた。お目当てのパフェも食べ、カロリーオーバー。

帰りは公園に。息子は乗り気じゃなかったが、結局妹と転げ回るように走って遊んでいた。

家に帰って昼寝をして、夜は餃子を包んだ。タネが余ったのでチヂミに入れて、韓国海苔も乗せて焼いたら美味しくできた。ウィルキンソンの辛口ジンジャエールを、喉をヒリヒリさせながら息子と飲んだ。

良い休日だった。