2025年2月2日ー2月8日

2025年2月9日 06:39

2月2日(日)

雨か雪と聞いていたので、家族みんなでダラダラする日だった。昨日の朝、ホットケーキを作って欲しいと言われたが風邪気味で起きられず「たまにはホットケーキ焼けたよ〜！って起こしてくれてもいいじゃないの〜！」と文句を言ったら、今日はふかふかのホットケーキを焼いて起こしてくれたので感動した。夫はそういう優しさがある。ひとにつくってもらったホットケーキほど美味しいものはない。あんこをつけてクリームチーズを乗せて食べた。

夜は恵方巻きと、自分が食べたくてニナのチゲ。いつもは自分の分だけ作るのだが、今日は家族分。その分、量がわからなくて味噌汁に近づいてしまい焦った。息子が辛いものが食べれるようになってきて、うまいうまいと食べてくれて良かった。
その後豆まきをした。おめんをかぶる3歳児、なんかそういうちびっこ妖怪みたいで愛らしかった。
紙でおにぎりを作って遊んでいた娘が、上手にそれを投げて、息子といつの間にかドッジボール大会になっていた。

寝る時にマスクをしていると調子がよいので、強盗がするみたいな鼻から首まで覆う布を買った。さらに頭には寝癖防止のシルクのほっかむりみたいなのまでしており、絶対に見られたくないビジュアルである。

2月3日(月)

仕事で意見を求められることがあるのだが、まだこの仕事の中での自分なりの軸を持ち合わせていないため、「特にないです」的な最低のコメントをするしかなく、不甲斐なさでトボトボ帰宅した。娘の風邪をうつされて、体調が悪いので、余計にメンタルが引っ張られてしまう。自分がこのままで本当に大丈夫か、というのは寄せては返す波のように訪れる不安だ。

2月4日(火)

引き続き体調が悪い。

2月5日(水)

自分が本当にこの振る舞いであってるのか。そんなことを感じては落ち込んで立ち止まりたくなってしまう。

宿題をギリギリまでやらない息子が、学校で怒られることを想像して腹痛で登校をしぶっていて、朝から雷を落とし、また落ち込む。

2月6日(木)

昨日、家に帰ってからも具合が悪くて、それは体調というよりはメンタル不調って感じで、子供とも上手く対峙できないほどだった。朝起きた時もその不調感は続いていて、具体的には「自分には何もできないんだ」みたいな無力感が襲ってきて、顔を押さえて一人しくしく泣いた。

しかしそのあと子供と対峙して、とにかく世界に不安がないような、一つ一つの物事を心から楽しんでいるような娘の様子を見て、強く励まされた。そのまま仕事に向かい、朝からとにかく会議、会議、会議の連続だったけれど、ひとつひとつタスクが解消されて、「こうして経験し、乗り越えていくしかない」という、今まで生きてきた中で繰り返し感じてきたことが、体の芯まで染み込んでくるような想いだった。

帰って家族で豚汁を食べる。２日目の豚汁が美味しいと言うと、息子が「そうそう、大根にしっかり味が染みていいよね」といわれ、息子はそういう食レポ的なコメントが的を得て冴えている。

2月7日(金)

仕事で、案件に対してメンバーで話し合って結論を出している様子を見て、不甲斐なさを感じる必要はないんだ、と唐突に感じた。「頼もしい」「判断してくれてありがたい」そう思えばいいんだ。身体がまたひとつ楽になる。

2月8日(土)

今日は息子の９歳の誕生日！朝起きて息子にハッピーバースデーを踊りながら歌ったら困り笑いしながら手拍子してくれた。かわいいやつめ。

風邪を拗らせて喘息が悪化しており、一ヶ月に一回は来てくれと言われてたのに行ってなかったかかりつけに行った。「待ってましたよ〜！」といわれ、「でも先生、一ヶ月に一回も通えないんです（もうちょっと長めに処方してくれ）」と泣き言をいうと、「長期処方はね、ちゃんと月に一回コンスタントに来れる人にするのがセオリーなんですよ！（だからだめ！）」と言われて、ごもっとも、とすごすご言うことを聞くことにした。病院に通う、って身体が楽なときにも継続してやるの難しい。一ヶ月後に前もって予約しても、その日が雨とかだと途端に行く気なくなっちゃうし…平日に調整していくのも、子供の体調不良でただでさえ迷惑もかけている中、難しいし…。

昼頃義実家のみんな来てくれてお誕生日会。息子が欲しがったモノポリー、大人の方が真剣にやる。モノポリーってこんなに難しいゲームだったのか…。強者にお金が入り、弱者は弱者から抜け出せない、世の理を学び、ボロ負け。音速飯店という、中華のメニューをカードを早く出し合って完成させるゲームも買って、盛り上がった。

息子よ、君が生まれてから、わたしの世界はそれまでと確実に違う広がり方を見せて、そのおかげで出会えた人、出会えた瞬間がたくさんあります。あなたがわたしと違えば違うほど、その難しさ、途方もなさ、面白さを感じる日々です。わたしに沢山の愛をもたらしてくれて、本当に感謝しています。間違いなく、人生で1番良かったことは、あなたたちが産まれてきたことだと、そう言える。愛してるよ。