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SFJazz Collectiveを観た

※下書きに残したままで投稿忘れてた。今更感が凄いけど、消すのも勿体無いので今更投稿。

10/16(月)、SFJazz Collectiveを観にBlue Note Tokyoへ行った。

SFJazz Collectiveについては今回の来日に際して、ジャズ評論家の柳楽光隆さんが詳しい記事を公開されているのでそちらに譲るとして、、、

SFJazz Collectiveは2011年のStevie Wonder特集のアルバムを先輩に勧められて、そこから好きになった。
なぜかサブスクでは2006~2009年、2014年のアルバムがリリースされておらず、
しかもCDも限定生産のせいか、中古市場にもあまり出回らず、最近ようやく揃えたところだ。
ちなみに一番好きなアルバムは2014年のJoe Henderson特集のやつ。

初来日かと思っていたけど、実は2007年に来ていたらしい。
ちょうどThelonious Monkを取り上げたアルバムを出したタイミングか。
今も凄いけど錚々たるメンバー(下記がそのメンツでのライブ)

SFJazz Collectiveは個々人のプレイだけでなくて、そのアレンジやアンサンブルが唯一無二の良さ。
これを生で観られる機会は絶対に逃してはいけない。何がなんでも行かねばならんということで、贅沢にも休みをとって1stと2ndを通しで行ってきました。

1stではユニット設立20周年を記念した1時間以上にも及ぶ組曲をぶっ通しで、
2ndはこれまでの活動で取り上げたアーティストの楽曲からピックアップ、メンバー1人ずつアレンジを施し、披露していた。

2ndのセトリ
1. Jackie-ing (Thelonious Monk, Arr. Mike Rodriguez)
2. In a Silent Way / Nardis (Miles Davis, Arr. Warren Wolf)
3. Y Todavia La Quiero (Joe Henderson Arr. David Sánchez)
4. Bad Girl (Stevie Wonder, Arr. Chris Potter)
5. Song for My Father (Horace Silver, Arr. Edward Simon)
6. One for Chick (Comp,Arr.?)
Enc. Amparo (Antônio Carlos Jobim, Arr. Matt Brewer)

まずは1stについて。
前日のすみだトリフォニーホールでの公演でお披露目されたという組曲は、これまでのSFJazz Collective 20年の歴史を飾るにふさわしい曲だった。
しかし、一回だけ曲が切れるタイミングがあったとは言え、本当に1時間ぶっ通しで演奏し続けるとは。
が、目の前に繰り広げられる演奏があまりにも素晴らしすぎて、あっという間に終わってしまった。
メンバーももの凄い集中力で演奏に向き合っていた。

SFJazz Collectiveは毎年必ず1人1曲はアレンジもしくは新曲を書き下ろすのがルールとして決められていて、その為メンバーもプレーヤーとしてだけでなくて、コンポーザーとして高いスキルを持つ人が集まっている。
そして毎年1回、2~3週間みっちりリハとディスカッションを重ねて楽曲制作を行うそうだ。
今回の組曲はSFJazz Collectibeが進めてきたスタイルの集大成であった。

逆に個別のアレンジ楽曲を持ち寄った2ndは1stと異なり、とてもリラックスした演奏が聴けた様に思う。
さすがに1stの疲れか、難しいアレンジの曲では少しだけアンサンブルが乱れるシーンもあったのはご愛嬌。
幸運なことにステージ最前列のど真ん中で聴けたので、メンバー同士が演奏中に交わす会話の様子や、管楽器の生の音色を楽しめたのもよかった。

来年は今回披露された組曲の他、10年ごとに楽曲をピックアップしたコンピアルバムが2種の計3枚のアルバムがリリースされるとのこと。
もちろん買います。そして、また生で演奏が観られると良いなと思う。

P.S.
しかし、Matt Brewerは何であんな日本語が上手なのだろうか。
(1stの最初と2ndのEnc時に日本語でMCを行った)
それだけが疑問に残る。。。

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