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PL9節:Man City v Saints

セインツ戦の感想です。

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 全体的に押し込めてはいたものの、ペナルティエリア付近で停滞感があり、正直集中力を欠いてしまいました(^-^;
 その代わり、選手の技術のほうに意識がいっていたので、気付いたことを書いていきたいと思います。

コバチッチとロドリの違いについて
 今さらになりますが、改めて自分の中で整理したい事項です。

 コバチッチは、中盤からドリブルによってシンプルに全体を押し上げてくれるイメージがあります!すごく堅実なプレーで安心感もあり、またタックルも積極的で危険を回避してくれるイメージです。

 一方ロドリは、パスを右・左・前方・後方360°に捌いていくゲームメイクのセンスが魅力だと思います。重要な点でのボール奪取も多いですが、奪われたボールを後から追ってタックルするというよりは、持っている相手に接近している…というか気付いたときにはもう奪っているような感覚です。これについては今度また考察してみたいと思います。

 セインツ戦含めここ最近の試合では、コバチッチのボール奪取がロドリ並に目立ってきたように感じました。最も試合のキーとなるポジションだと思いますので(もちろんどのポジションも重要なのですが)これからもコバチッチには期待していますし、ロドリがいるときとは違ったゲーム展開を楽しみたいなと思っています(*´∀`*)ノ

・小柄だが相手に競り勝ってくれるリコルイスに、改めて感謝したいです。

サビーニョは、ゲームの流れを読んだ上で、その流れの中で魅せられる、華のあるプレーが魅力だと思いました。(逆の例として、たとえばドクは、展開に関わらず魅せられるプレーな気がします。レアルマドリードのプレーヤーもそんなイメージで、それまでの流れとは空気が変わるような、ボールを持ったら彼らのショーが始まるような感覚)

ヌネスはちょっとした浮きパスやトラップにひねりの効いた感じがあって面白い。

 CL スパルタプラハ戦に続き、プレー時間が延びることで、彼の持つ色々な小技を見ることができて嬉しいです。トラップや浮き玉のパスなど、ちょっと遊び心あるプレーが魅力的だと思いました。それらのアイデアを、より試合の流れの中、周りとの連携の中で、発揮してくれると面白いなと思いました。

ハーランドのゴールシーン
 こちらもCL スパルタプラハ戦に続き、「そんな体勢でも撃てるのか…!」と、ハーランドらしい驚きのあるシュートでした。解説の方が、”大外からのクロスをヘッドで合わせる形が、ハーランドの得意な形ですからね”というようなことを言っていたのには、なるほどと頷きました。確かによく観る形です。ダイナミックなゴールが期待できるので、私が好きな流れの一つでもあります。後半にもそのようなチャンスがいっぱいありましたが、惜しかったですねT T 


 それでは最後に、グアルディオラのインタビューから、気になったところのみですが…抜粋させていただきます。

セインツのラッセル・マーティン監督について。
記者「あなたが監督を始めた頃のような若い監督が、(従来とは)異なった戦術を使うことはどれくらい難しいでしょうか。また、たとえ外部から疑いをもたれたり、結果がついてこないような時でもその戦術にこだわることはどれくらい難しいですか?」 

ペップ:人々が疑うのは、結果が得られないからだ。彼らは自分たちのやっていることを信じている。しかし結果で判断するのであって、(監督の)意図を信じているわけではない。ラッセル・マーティンは数ヶ月前に、チームをチャンピオンシップからプレミアへ昇格させ、称賛された。当時と今、同じ監督で、同じ信条を持っている。彼は若くてポテンシャルがあり、今後も発展していくだろう。観客が観たいのは、監督やチームがどう戦うかだ。私はこれからどうなるかは知らないけどね。心配もしていないが。ただ私が言えるのは、彼のやっていることは評価しているし好きだということだ。|

記者「サウサンプトンは前半に、よりボールを保持していました。あなたは彼らがエティハドでボールを持ちたがっていたことを覚えていますか。彼らのパフォーマンスは、彼らを納得させるものだったと思いますか?
 また実際、対シティ戦においてベストの戦い方だったでしょうか?」

ペップ:そうだと思うよ。でもその裏には戦い(War)があった。「よしみんな、ボール持って、パスするぞ」なんて風にはいかないわけだ。その裏には戦いがある。正しいモメント、正しいテンポで動くこと、なぜこのスペースで動くのか、なぜこれをして、なぜあれをするのか…。まずはそれを信じることが必要だ。その感覚を持って、スタジアムに入ってプレーをする。そしたらもう、Big Believerだ。自分のやり方の信者になる。信じられないほどね。監督の私にとって良いのは、アイデアがある時にはそのために戦うことだ。結果は混乱を招く…。結果が出ないと、やり方を変えて、変えて…。それではより良くなる保証がない。私は、彼らが自分たちのやりたいことを信じていると思うよ。だから前半によりポゼッションできたんだろうね。彼らは良かったから。

 マテオ、サビオ、フィル…我々はみんなすごく走りましたよ。そうしたくなかったけどね。我々が悪かったのではなく、彼らが良かったんだ。そういうことが起こったら、まず受け止めてそこから学ぶ。将来もしかしたら使えるかも知れないしね。私の40-50年のキャリアの中では、ずっと相手から学んでいた。相手の戦い方を見て、「ああこれは良いアイデアだ。我々の選手や時間に対して、なぜこれを適用するんだろうか。」ってね。

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 今日は前回より少し頑張りました(笑) 抜粋したのは相手の戦い方についての話題ですが、とても饒舌に話していた印象。自分のやり方を貫くタイプの監督について聞かれることは、ペップの好きな話題な気がします。(私が好きだからそう思うだけかもしれませんが(笑))それにしてもこの話を聞いているとき、私は今夏にブライトンを去ったロベルト・デ・ゼルビ監督のことを思いました。戦術的なこだわりと現実の結果という壁はありますよね…(T-T)
 グアルディオラが言うように、結果が出ていない時こそ、より監督の意図というものを考えてみたいなぁと思いました。


 ここまで読んでくださりありがとうございました!m(_ _)m

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