【デッキ紹介】植物族展開によるホーリーナイツのびっくり箱デッキ【ホーリーナイツ】
皆さん、こんにちは。
最近、ドラコネット初動でアンアバロン,アロマセラフィージャスミンを経由して、植物族で好き放題するというギミックを知り、「あれ?ホーリーナイツで使えるんじゃね」と思った次第。
デッキを組んでみたらMDで実装されたばかりのセイクリッド新規まで混じってきて、中々面白いデッキに仕上がったので紹介しようと思います。
ホーリーナイツとは
如何せんマイナー気味なテーマなので、最初に軽くではありますが、ホーリーナイツそのものの紹介をしようと思います。
ホーリーナイツ永続魔法罠を中心に《聖夜に煌めく竜》をサポートして戦うテーマ。
聖夜に煌めく竜を直接名称指定するのではなく、ドラゴン族・光属性・レベル7モンスターと婉曲な指名をしているのが特徴的で、偶に別のドラゴンがクリスマスドラゴン扱いされていたりします。今回は素直に聖夜に煌めく竜軸のデッキですが
聖夜に煌めく竜の効果はこんな感じ。
キモとなるのは①の召喚・特殊召喚成功時にフィールドのカードを対象に取り、破壊する効果。
相手ターンに聖夜に煌めく竜を特殊召喚する事で妨害を行えます。
聖夜に煌めく竜を相手ターンに特殊召喚するためのカードが次の2枚。
聖夜に煌めく竜の召喚とサーチを両立する聖なる降誕。
聖夜に煌めく竜の召喚とバウンスによる再利用を両立する聖夜の降臨。
この2枚をサーチできるのが、ホーリーナイツモンスターの2枚。
召喚成功時にサーチ出来るレイエル。
自身をリリースする必要があるがうららを掻い潜れるオルビタエル。
更に聖なる篝火というホーリーナイツモンスターサーチの魔法があり、実質9枚体制。
他にもホーリーナイツ所属のカードはありますが、動きの軸を作るのはこの辺り。
これらカードから成り立つホーリーナイツの動きを物凄く雑にまとめるとこんな感じ。
難しい動きの話しはさて置いて、ホーリーナイツは魔法罠と聖夜に煌めく竜の2枚を揃えたいって事を踏まえておけばokです。
ということで、本編をどうぞ。
デッキリスト
デッキ紹介の流れについて
ホーリーナイツの動きをサポートするメインギミックを最初に。
その後、ホーリーナイツとは独立した動きをするサブギミックを。
最後にスモールワールドについての解説という流れで行きます。
メインギミック
初動札
初動はドラコネット + レイエル(オルビタエルでも可)の2枚。
ドラコネットはサイバネットマイニングでサーチが可能。
ホーリーナイツは聖なる篝火でサーチが可能で、レイエル優先。
加えてスモールワールドで両者サーチが可能。
1. ドラゴネットからフィールド魔法サーチまで
展開が少し長くなるので
ns通常召喚
ss特殊召喚
ef()効果発動, 効果内容はカッコ内に記載
の略号を使用させていただきます。
ここまでをまとめると
ドラコネット1枚からフィールド魔法をサーチしながら、次の盤面が出来上がる。
2. ホーリーナイツの追加召喚
ネコーンでサーチするフィールド魔法は煌めく聖夜。
冒頭での解説では省いた1枚で、効果はホーリーナイツまたは聖夜竜ステータス限定での追加召喚。
煌めく聖夜の効果で手札のレイエルorオルビタエルを召喚。
レイエルorオルビタエルの効果で聖なる降誕をサーチ。
オルビタエルのサーチには光属性のリリースが必要だが、都合良くトークンが光属性なので、トークンをリリースすることでオルビタエルが盤面に残る。
聖なる降誕には二つの効果があり、
①は手札の光属性天使族モンスターを聖夜に煌めく竜に変換する効果。
②は相手ターンに聖夜に煌めく竜を特殊召喚する効果。
①の効果は「光属性天使族であるホーリーナイツを聖夜に煌めく竜に変換してくださいね」という事なのだろうが、サーチのためにホーリーナイツを召喚した直後に、手札の光属性天使族が要求される問題を抱えている。
常に光属性天使族がもう1枚手札にあるとは限らない。
その為、現状の盤面でなんとか光属性天使族をサーチしてくる必要がある。
そんな時に頼れるカードがMDに実装されたばかりの星騎士セイクリッド・カドケウスである。
3. セイクリッドによる聖夜に煌めく竜のサーチ
ネコーンとホーリーナイツでランク4エクシーズ《星騎士セイクリッド・カドケウス》を召喚。
星騎士セイクリッド・カドケウスはデッキ内のセイクリッドモンスターの召喚時効果をコピーして使用できる効果をもつ。
つまり光属性天使族をサーチする効果をコピーできれば完璧である。
コピー元とサーチ先は次の2枚。
セイクリッド・シェラタンをコピーして、セイクリッド・シェアトをサーチ。
聖なる降誕の効果でセイクリッド・シェアトを聖夜に煌めく竜に変換。
これで聖なる降誕と聖夜に煌めく竜が揃い、相手ターンに聖夜に煌めく竜を特殊召喚して、妨害する準備が整った。
4. 最終盤面
聖なる降誕と聖夜に煌めく竜が揃い、ホーリーナイツとしての動きは完了なのだが、盤面にはもう少しだけ展開するリソースが残っているので、3通りの追加展開を紹介する。
①マスカレ&アストラム
トークンと星騎士セイクリッド・カドケウスを素材にIPマスカレーナをリンク召喚。
相手ターンにIPマスカレーナとアロマセラフィージャスミンで双穹の騎士アストラムをリンク召喚。
デッキ次第では詰む可能性もあるマスカレ&アストラムの組み合わせ。
攻撃力2500/守備力2300の絶妙に低い聖夜に煌めく竜を戦闘破壊から守ってくれるので相性が良い。ホーリーナイツ, テラナイト, ジャックナイツと騎士まみれのデッキ
しかし展開にトークンを要するので、オルビタエルでトークンをリリースしている場合は使用できないルートなのには注意。
②アーティファクト-デスサイズ(+トレミスM7)
トークンとアロマセラフィージャスミンを素材にアーティファクト-ダグザをリンク召喚。
ダグザの効果で相手ターンにデスサイズを貼り、聖夜に煌めく竜で即座に割ることで、EX封じが成立。
ホーリーナイツでは度々用いられる戦術で、その強さは折り紙付き。
飛び切りの対話拒否である事を除けば、強い動きでありながらホーリーナイツらしさを残した動きなのでお勧め。
オルビタエルでトークンをリリースしている場合は、星騎士セイクリッド・カドケウスを素材して同様の動きが可能なのが①との大きな違い。
カドケウスが盤面に残る場合は③で後述するトレミスM7にすると良い。
③トレミスM7 (+リンクリボー)
セイクリッド・トレミスM7は星騎士セイクリッド・カドケウスに重ねてエクシーズが可能。
ただし代償として、自分相手のフィールド墓地のモンスターを戻す効果は、重ねてエクシーズされたターンは使用不可。
1ターン生き延びれば、墓地のレイエル回収などのホーリーナイツが苦手とするリソースを回復させる動きができる様になる。
トークンが残っている場合は、リンクリボーに変換し、トレミスM7の寿命延長に貢献してもらう。
①と②に比べると③のルートはかなり貧弱だが、理由がある。
①と②のルートは非常に強力なものの、ホーリーナイツが使われるのはランクマよりもファンデッキ部屋などの方が多いだろう。
そのような場所で、デッキによっては詰みかねないマスカレ&アストラムやEX封じのアーティファクトは、犯罪係数が高すぎるかもしれない。
ということで用意したのが③のルートになる。
場の空気を読んで、必要な時はこのルートを使ってほしい。
サブギミック
カオス・アンへル-混沌の双翼-
このデッキにおいてドラコネットは重要な初動札の片割れなのだが、リクルート先は1枚採用なので、2枚目以降はただのバニラモンスター以下に成り下がる問題を抱えている。
そんな2枚目のドラコネットに意味を与える為のカードがカオス・アンヘルである。
出し方は簡単で、光属性レベル7の聖夜に煌めく竜+闇属性レベル3のドラコネットで光闇素材の完全体カオス・アンヘルが立つ。
聖夜に煌めく竜を反復横跳びさせるホーリーナイツの基本戦術を否定するような動きだが、聖夜に煌めく竜のバウンスを行える永続罠を初手に用意するのは素引き頼りの構築なので、どうしても盤面に残ってしまいがち。
聖夜に煌めく竜の戦闘効果も悪くはないのだが、出せるのなら完全体カオス・アンヘルの方が強いと言わざる負えない。
ソウルズ&イリュカス
このデッキは半分近くが魔法罠カードで構成されている。
これだけなら「へぇ、そういうデッキなんだ」で終わる話なのだが、その中身を見ていくと大分話が変わる。
2枚目以降のホーリーナイツ永続魔法罠や、既にドラコネットが手札にある状態でのサイバネットマイニング、使う予定のないスモールワールドなど、要らなくなる魔法罠が非常に多いのだ。
その為、要らない魔法罠をドローに変換できるイリュカス&ソウルズのギミックは非常に相性が良い。
またドラコネット展開の途中で出てくる聖蔓の交配は永続魔法で盤面に残るのだが、以降使う出番は訪れない。
これのおかげで無駄のない手札だったとしても1ドローは確約されている。
アークネメシス・プロートス
詳しくは後述するが、主な役割はスモールワールドの中継点である。
しかし手札に来た場合に何の役にも立たないのかというと、ゲニウスロキが地、ドラコネットが闇、ホーリーナイツが光でメインの展開をしているだけで墓地に三属性が揃い、召喚可能。
破壊耐性持ちであるマスカレ&アストラムと揃うことで、遊戯王においてメジャーな属性である光もしくは闇のどちらか一方を恒常的に抑えられる形になる。光選ぶと聖夜に煌めく竜がモロに影響受けるけど、強い動きだから仕方ないね
スモールワールドについて
このデッキにおけるスモワマップはこんな感じ。とはいえこれだけ見せられても「何がなんやら」といった感じなので、デッキの要点に絞って分解してみる。
このデッキにおいて
一番大切なのはドラコネットに変換できるかどうか?
次点に大切なのはホーリーナイツに変換できるかどうか?
それを踏まえて分解すると、以下の様になっている。
ドラコネットへの変換
メインギミックのほぼ全てのカードはセイクリッド・シェラタンを経由すればドラコネットに辿り着ける様になっている。
例外はネコーンとセイクリッド・シェラタン自身。この2枚はどうやってもドラコネットには辿り着けない。
サブギミックのカード達はプロートスを中心として相互にサーチが可能。
手札のソウルズ, イリュカス, プロートスをドラコネットに変換するだけに留まらず、2枚目以降の使い道のないドラコネットをプロートスに変換することも可能。
ホーリーナイツへの変換
シェアト, デスサイズ, ドラコネット, 聖夜に煌めく竜はシェラタンを経由
イリュカス, プロートス, シェラタンは聖夜に煌めく竜を経由
一見するとややこしいが、
"中継はシェラタンか聖夜に煌めく竜の2択"
"ネコーンとソウルズの2枚はどうやってもホーリーナイツには辿り着けない"
これだけ覚えていれば、適当にスモワを起動しても、シェラタンか聖夜に煌めく竜をカード一覧から見つけるだけでホーリーナイツに辿り着く。
最後に
ということで植物族展開によるホーリーナイツデッキでした。
植物族の展開力とサーチ力をベースにしながらも、ホーリーナイツらしさを保ったまま面白いデッキに仕上がったかと思います。
ギミックもりもりでビックリ箱みたいなこのデッキで、是非とも相手に「なんだこいつ?」と思わせてやってください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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