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【遊戯王マスターデュエル】脳死でグリムnsするのは最善手ではない話とキャロット3積みの可能性について【リチュア】

皆さん、こんにちは。
DCをリチュアスプライトで走っていて気がついた、「脳死でグリムnsするのは最善手ではない」という話しと、「キャロット3積みの可能性」について書いていこうと思います。


脳死でグリムnsするのは最善手ではない


《グリム・リチュア》はリチュアスプライトの1枚初動である!

これは間違いなく事実です。
事実ですが、それはイコールで《グリム・リチュア》nsが最善手であること、《儀水鏡の集光》のサーチ先を《グリム・リチュア》にすることが最善手であることを意味している訳ではありません。

手札にスプライトがある場合、うらら泡影ヴェーラー辺りの無効非破壊の誘発受けを考えると、《グリム・リチュア》ns + スプライトssよりも《リチュア・アビス》ns + スプライトssの方が貫通力に優れています。

このようにグリムnsでは0アドなのに対し、アビスnsでは1アド稼げます。

儀式テーマは儀式モンスター, 儀式魔法, 儀式素材の3枚が必要になるので、この1枚だけではまだ動けないかもしれませんが、相手ターンに再度《リチュア・アビス》を蘇生すれば、《イビリチュア・ネーレイマナス》と《リチュアの氷魔鏡》が揃うことになります。

アビスnsを選ぶ裏目は《幽鬼うさぎ》な訳ですが、うらら泡影ヴェーラー辺りの無効非破壊の誘発に比べれば数が少ないので、運が悪かったと割り切るべきだと考えています。

手札の条件は厳しいですが、無効非破壊を貫通した上で《イビリチュア・ネーレイマナス》を出せる、アビスns展開を紹介します。

手札:アビス, 儀式素材, 儀式モンスターor儀式魔法, スプライト

《リチュア・アビス》ns←うらら抱擁ヴェーラー
手札のスプライトss

《リチュア・アビス》+スプライト→《スプライト・エルフ》ss
《スプライト・エルフ》効果で墓地の《リチュア・アビス》ss
《リチュア・アビス》効果で不足している儀式サーチ

これで手札に「元からあった儀式素材」「元からあったリチュア儀式」「アビスでサーチしたリチュア儀式」が揃います。


手札:アビス, 儀式モンスターor儀式魔法, ブルー(スプライト2種)

《リチュア・アビス》ns←うらら抱擁ヴェーラー
手札の《スプライト・ブルー》ss
《スプライト・ブルー》効果で《スプライト・ジェット》サーチ

《リチュア・アビス》+《スプライト・ブルー》→《スプライト・エルフ》ss
《スプライト・エルフ》効果で墓地の《リチュア・アビス》ss
《リチュア・アビス》効果で不足しているヴィジョンorシャドウをサーチ

ヴィジョンorシャドウの効果で儀式サーチ

手札の《スプライト・ジェット》ss
《リチュア・アビス》+《スプライト・ジェット》→《聖光の宣告者》ss
《聖光の宣告者》効果で墓地のヴィジョンorシャドウ回収

これで手札に「元からあったリチュア儀式」「アビスでサーチしたリチュア儀式」「儀式素材のヴィジョンorシャドウ」が揃います。


リチュア展開までの貫通となると、かなり手札条件が厳しいです。条件をまとめると下記の通り。

・《リチュア・アビス》
・スプライト1枚目
・儀式モンスターor儀式魔法
・儀式素材orスプライト2枚目
※《スプライト・ブルー》はスプライト2枚相当

しかし、細かいシチュエーションはともかくとして、スプライトを素引きしているとグリムnsが最善手にならない可能性があるという事実を頭の片隅に入れておくのは、リチュアスプライトを使う上で損はないと思います。


キャロット3積みの可能性について

スプライトと《リチュア・アビス》もしくは《儀水鏡の集光》が揃うと、《グリム・リチュア》よりも貫通力が上がることが分かった訳ですが、であるならば、スプライトの枚数を増やすのもありなのではないか?と思った所存。

一般的なリチュアスプライトに於ける採用枚数は
《スプライト・ブルー》x2
《スプライト・ジェット》x1
《スプライト・レッド》x1
《スプライト・キャロット》x1
ですが、増やすとするならばリチュアに欠けている魔法罠対策の《スプライト・キャロット》でしょう。

という訳で《スプライト・キャロット》を3積みしてDCに挑んでみましたが、安直な思いつきの割にはかなり好感触でした。
感じたメリットは以下の通り。

・誘発貫通力が上がった。
・《リチュア・アビス》 + スプライトの初動が成立しやすくなった。
・《ギガンティック・スプライト》から《スプライト・レッド》を出力しやすくなった。
・《スプライト・ブルー》と《スプライト・ジェット》が使いやすくなった。

・誘発貫通力が上がった。
前半部分で語った通り。

・《リチュア・アビス》 + スプライトの初動が成立しやすくなった。
誘発貫通力うんぬんの前に、《リチュア・アビス》しか手札になくて事故ったという試合が減った印象。確率論的にもただのプラシーボ効果ではないはず。
またスプライトの自己ss効果のおかげで「《スプライト・キャロット》を引き過ぎて事故った」という場面にも合わなかった。リチュア展開はできずとも、《ギガンティック・スプライト》から普通にスプライト展開ができる。

・《ギガンティック・スプライト》から《スプライト・レッド》を出力しやすくなった。
ここが個人的には一番良く感じた。
《グリム・リチュア》&《スプライト・キャロット》の手札で、《グリム・リチュア》初動が問題なく通った場合、手札の《スプライト・キャロット》はそのまま妨害札として利用できる。
そうなれば《ギガンティック・スプライト》からの展開の着地点を《スプライト・レッド》に変えることができる。
妨害の数が増えるので単純に強さを感じた。

・《スプライト・ブルー》と《スプライト・ジェット》が使いやすくなった。
《スプライト・ブルー》と 《スプライト・ジェット》には強力なサーチ効果がある反面、その効果は特殊召喚時にしか発動できない。
その為、デッキ内のレベル2増加はこの2枚の安定性に貢献できる。
実際に、手札にスプライトしかなく《スプライト・キャロット》nsを起点にこの2枚の効果を使う試合があった。


筆者の使用感としては非常に良く《スプライト・キャロット》3積みを継続していくつもりではあるのですが、しかし《スプライト・キャロット》を多く積んだ分、何を減らすかの問題が残っています。

リチュア側のギミックが膨れ上がることもあり、リチュアスプライトの自由枠は非常に少ない、というか「あるのか?」レベル。
一般的な構築から、ネーレイマナスにLP5000の価値はないと判断した《リチュアの写魂鏡》持っていない《三戦の才》の枠を犠牲としましたが、これが正解かは不明。

DC 2ndで好成績を残せるわけでもなく、大会での入賞記録もない筆者では、キャロット○枚採用が強いと断言することはできませんが、しかし可能性があることに間違いはないと思われる。
リチュアスプライトを組む際は、是非とも《スプライト・キャロット》の採用枚数について一考していただきたい。

以上でDCで気づいたリチュアスプライトについては最後になります。
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