即興型英語ディベート神奈川県立柏陽高校英語部の活動のご紹介
みなさんこんにちは。神奈川県立柏陽高校英語部です!
私たちはPDAやHPDUなどの即興型英語ディベートの大会に向けて日々練習を重ねています。
今回は私たちが実際に行ったディベートの内容についてご紹介していきたいと思います!
ディベート経験者の方は、ぜひぜひご意見ご感想頂けましたら幸いです。
またディベート未経験者・初心者の方はディベートとはどういったものなのか、何が面白いのかを知って頂けると幸いです。
ではさっそくディベートを始めていきましょう!
始めにGavaernment(肯定側)とOpposition(否定側)に分かれ、Motion(議題)が与えられた後、約20分間のpreprationtime(準備時間)で論を作っていきます。
PM(Prime Minister)
Gavernment の一人目のスピーカー。議題に対して定義を行い、肯定理由を述べます。
Definitions(定義)
→ディベートを円滑に進めるために、議題の不明確な部分を詳しく定義する。
日本で適用する
40代未満を若者とみなし適用する
全ての選挙に適用する
選挙対象者の年齢の割合に応じて追加で与える選挙権の枚数を変える
全ての選挙権は一回当たり同じ候補者に投票する
1st Reason ①Benefit for young people(若者への利益)
現状お年寄りよりも人口が少ない若者により多くの選挙権を与えることで、若者の意見が反映されやすくなるなど、若者にとっての利益となる。
1st Reason ②Benefit for eldery people(お年寄りへの利益)
若者向けの政策が展開され若者が働きやすくなることで、お年寄りは年金の心配をする必要がなくなり、お年寄りにとっての利益となる。
LO(Leader of the Opposition)
Opposition の一人目のスピーカー。PMへの反論と否定の理由のひとつ目を述べます。
rebuttal(反論)&1st Reason
このMotion を取り入れれば、民主主義の原則である”平等”が崩れてしまう。
MG(Member of the Gavernment)
Gavernment 一人目のスピーカー。LOへの反論と、肯定理由の再構築、PMとは異なる肯定理由を述べます。
rebuttal(反論)
もともとお年寄りと若者で人口が異なるから、根本が平等ではなくなってしまっている。したがってこの議題を適用するのはやむを得ない。
③Benefit for politician(政治家への利益)
現状選挙に勝つためには投票数の多い政策の提案が必要であるため、若者向けの政策を展開しても勝てる可能性ができるという利益がある。
④Benefit for minority people (マイノリティの人々への利益)
現代のあらたな概念や考え方の導入によって、マイノリティであることを自覚する人や受け入れる人が若者に増えていることから、マイノリティに向けた政策を展開してもらいやすくなるという利益がある。
MO(Member of the Opposition)
否定側の二人目のスピーカー。PM・MGへの反論と、否定理由の再構築、MOとは異なる理由を述べます。
rebuttal(反論)
(若者の意見が通りやすくなるという論に対して)
若者の論が横暴なもので、投票数の多さによってその論がまかり通ってしまった場合、それはこの国を豊かにするものではなくなってしまう。
(マイノリティへの利益となるという論に対して)
マイノリティはもともと少数だから、このMotion であまり劇的な状況の改善は図れない。
そもそも投票に行かなければ、お年寄りと若者の投票数の差は埋まらないから、このMotion はあまり意味がない。
LOR(Leader of the Opposition Reply)
否定側の三人目のスピーカー。論の要約と、反論を述べます。(今回のHPDU形式では反論は無し)
summerize(要約)
もともと若者の投票率が低いため、若者の意見を反映することは難しい
知識のない若者が一見見栄えの良い政策に飛びつく危険性がある
若者向けの政策が優先されることで、お年寄りへの政策がおろそかになる可能性がある。
PMR(Prime Minister Reply)
肯定側の三人目のスピーカー。論の要約と、反論を述べます。
summerize(要約)
「自分の一票なんて大した価値はない」と考える若者が減る
このMotion が採用されたことがニュースになれば、若者の選挙に対する関心も上がる
rebuttal(反論)
(平等ではないという論に対して)若者とお年寄りは人口がもともと全く異なるから、もともとが不平等であった
(お年寄りのマイノリティを持つ人々に対してはどうするのかというMGへのPOIに対して)若者の方がマイノリティの人が多く、若者に採用されればお年寄りにも適用されることになる
(お年寄りへの政策がおろそかになるという論に対して)若者はそのうちお年寄りになるから、お年寄りへの政策がおろそかになるということはない
以上でディベートの記録は終了です!今回はジャッジが不在だったため、全員で振り返りをおこなったため、その時の意見も記載します。
Gavernmentに対して
signpost の若者とお年寄りに対しての利益をまとめて、有権者への利益にするのはどうだろうか
同じくsignpost のマイノリティをなくし、政治家に絞ってその論を深めた方がよかったのでは?
なぜ若者にそこまでする必要性があるのか説明した方がよかった
Difinition について
若者の定義を生産年齢人口や、一番人口の多い人口層に揃える形にするのはどうだろうか
何か若者の人口や投票率に対して目標を設定して、達成したらこのMotion は終わらせるという定義でもいいのでは?
Opposition について
「一票の格差」がもっと広がることを挙げてもよかったのでは
区切りようによっては政治家が悪用しかねないなどの理由でもよかったのでは
以上でこのラウンドの記録を終わります!長文を読んでくださり本当にありがとうございました。
前述の通り、ご意見ご質問などがあればぜひぜひコメント欄に投稿をお願いします!