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鞍馬山 雅でクールなイケメン源義経に出逢う

2021年秋、鞍馬山から貴船神社まで歩いて山を越えた時のお話です。

鞍馬山は650万年前に人類救済のために金星から護法魔王尊が飛来したとの言い伝えがある京都屈指のパワースポットです。

 京都、熊野、伊勢志摩へとパワースポットをさまよい色々と気づきや出会いがありましたが追々書くことにして先ずは鞍馬山からにしようと思います。
なぜと言うに大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に、菅田将暉さん演じる源義経が出ていたから。菅田将暉さん演じる熱い若武者イケメンとは違って
鞍馬山で出逢ったのは、クールで雅な源義経。
『久しぶりに恋に落ちた。一緒に酒が飲みてえ!』『横笛聴かせて!』そんなイケメンでした。

 本当は、私事の悩みを解決すべく650万年前に金星からやって来た魔王に会って直接お願いしたかったのです。
正面の長い石段を登り、大きな門をくぐった所で白狐に出会いました。
そばにある祠の名前を確認するとお稲荷さんではありませんでしたが、数メートル先にお稲荷さんがありましたので、そこの白狐さんが朝の散歩をしていたと思われます。真っ白くてふかふかの太いしっぽが可愛かったです。

 そのまま山道を登ります。噂では「木々の上から天狗が見張っている」などと聞きますので道中注意深く歩みをすすめ本殿へ。
「伝説の魔王さん居ますかー?すみませーんお留守でしょうか?困ってるんです助けてー!」などと恥を忍んで声をかけましたが天狗も魔王も会うことは出来ませんでした。本殿前の魔法陣?で天に向かって全身でパワーを感じようとしましたが、宇宙からのパワーを感じる事もなく...

 本殿を抜けると貴船に抜ける下り坂。歩いて山を越える物好きも少なく、始発電車で着いたので紅葉の季節だというのにすれ違う人もほぼありません。

 パワースポットを巡るとほぼ晴天なのですが、予報は珍しく「朝のうち雨」コンビニで傘を買いましたが、山では雨に降られることも無く傘は杖代わり。慣れない山道で膝が痛くなってきたのでとても助かりました。(くだらない話ですが、龍に繋がる伏線です)

 義経が修行したと言われる僧正谷を抜け、山の中の小さなお堂に辿り着きました。「ここは何の御堂かな?誰がいるのだろう?」意識を向けると御堂の屋根あたりに青い着物を着た平安貴族と思しき青年が視えました。

「クールで雅な感じの平安調イケメン!鞍馬山!と言えば義経しか居ないでしょ!?」
あたりは京都の秋深い山の中。母、常盤と別れて鞍馬に預けられ修行に明け暮れ(子供の頃絵本で繰り返し読んだ話だわ)戦った日々も遠い昔。今はただ一人ひっそりと山奥で季節は巡り何度目の秋だろう。
「雅だわー。義経と酒でも飲みたい。横笛が聴きたいわー。恋はするものではなくて落ちるものだって忘れてた...」
しんみり浸って、ふと御堂の名前を確認すると
不動明王堂? 義経、関係ないけど?!

ただの錯覚かな?ふと後ろを振り向くと小さな祠があり、さっき見た平安貴族がそのまま小さくなった人形が祀ってありました。
表情も着物の色もそのままです。写真を撮るのも興醒めするので撮らなかったのですが今思えば撮っておけばよかった。イラストは記憶を頼りに描きましたが更にスッとした雅なお顔です。

ちなみにすぐ近くに「義経堂」もあります。白狐ちゃんと同じく朝の散歩でしょうか。はたまた人形の想いが投影されているのでしょうか。そこまではちょっとわかりませんでした。

鞍馬山...
魔王と天狗には会えませんでしたが、真っ白くてふかふかのしっぽが可愛い白狐ちゃんと、雅でクールなイケメン義経に出逢えました。

次回は貴船神社で姫神に出逢ったお話にしようと思います。

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