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愛と幻想と独断と偏見の漫画愛
あまり知られていないんですが、そして別に知られる必要もない話なんですが、ぼく、マンガ大好きなんです。いっときは漫画村に移住しようかとすら思ったぐらい(のちに村自体が閉鎖されたと聞く)。
でも、なぜか「みんなが読んでる」ヤツは読んでなかったりする。別に意図的に避けてるわけではないんですけどね。イキって避けてるわけでもない。
しかしそのおかげで周囲と話があわない、なんてことが往々にしてあります。ぼくが読んでないことで時折、人間関係に摩擦が生まれるヒット作品のタイトル(えっ?読んでないの?と言われる)は主に以下の通り。いっちょかみで知ってることも併記します。
【聖闘士星矢】
リンかけの登場人物が甲冑を身に纏うやつ?
【ジョジョの奇妙な冒険】
そこにシビれる!あこがれるゥ!的な童話?
【キン肉マン】
いつも広報と聞くとウォーズマンの呼吸音?って思う
【北斗の拳】
「ひでぶ」「あべし」「たわば」「ぶばぼ」(おなら?)
【キャプテン翼】
ボールはともだち…なのに蹴ったりするの?
【ドラゴンボール】
ボールを探す話だとばっかり思ってたんだがいつの間にか舞踏会の話に
【ワンピース】
ドン!とかドドン!とかいって腕が伸びる人が海賊なんでしょ?
【キングダム】
なんか目が大きかったりまんまるの人が多い
【進撃の巨人】
なんか怖い。ただそれだけで手にとってない
まあ他にもありますがキリがないのでこのへんで。
最近だとベンチャー界隈では必ずと言っていいほど『キングダム』読まれてますよね。オフィスに最新刊まで揃ってるなんてザラです。もちろんオフィスに『闇金ウシジマくん』や『翔丸』が全巻揃っているよりは健全ですけど「キングダム読んでないです」と言った時の相手の目の丸まり方といったら。騰将軍か!と突っ込みたくなります。知らんけど。
あと以前『幽遊白書』(もちろん読んだことない)に絡む企画を考える仕事にアサインされたときも会議で参加者が喋ってる言葉がひとつもわからなくて困った。おやおや、有明イチのアイデアマンが今日は無口なんですね、とか嫌味言われた。誰が有明イチじゃ。
そんなぼくの『推しマン』(もちろん変な意味ではござらぬ)はこちら!この3タイトルの話なら朝までできます。全ページ全セリフ覚えてます。
【包丁人味平】
カレー将軍鼻田香作が最高にキテる『カレー対決編』はぜひココイチで読みたい。そして10辛を頼んでひと口食べるたびにボワーン、となりたい。いまこれを読んでる人はオレが何を言っているのかさっぱりわからないだろうがそんなのは知ったことか。
【サイクル野郎】
自転車で日本一周なんていまでこそ「別に…」とサワジリスティックな反応しか得られませんが連載当時はそれは夢のある話だったんですよ。ぼくも大きくなったら絶対に自転車で日本一周するんだ!と誓ったものです。いまだ東京すら一周できてない。
【グリーンヒル】
商業的にはまったくヒットしていないとおもうんですがそんなことはどうでもいいぐらい座右の書といっても過言ではない必読の一冊(全3巻)です。しかしわたしの51年間の人生においてグリーンヒルを知っている者は片手で数えるほどしかいない。謎。
え?どれも見たことも聞いたこともない?おっかしいなあ。名作なのに。え?ググったら古すぎる?しょうがないじゃんもう50過ぎてるんだし。
あとスラムダンクとかも読みました。豊玉の元監督、北野先生が推しです。「はは。ついこの間までホメとったんちゃうんかい。全国優勝せな納得せえへんのや。じじいはいささか疲れたわ」これ以上ない名言ですね。ぼくが前職を辞めるときにつぶやいたセリフでもあります。
みなさんも忘れじの三冊、あるんじゃないですか?コロナが明けたら中野のまんだらけにで古本マンガ漁り、楽しみたいですネ!
BGMはKIRINJIで『非ゼロ和ゲーム』でした。
(おしまい)