vol.1 まずは全体を知ろう(住宅編)
家を建てるまでには、それは長い長い道のりがあります。途中でバテてしまい、なんでもいいと自暴自棄になる事もありますが、建った後に”うっ”とならないように、まずは全体を把握しましょう。
下準備→設計・見積り→工事→完成
大体、こんな感じになります。★印は、支払いが発生するタイミングです。全体でおおよそ、1年から1年半はかかると思われます。それでは、細かく説明していきます。
下準備期〜妄想拡大期〜
1.情報収集、ライフスタイルの妄想
まずは、情報収集。情報誌やネットより、どんな内装がいいかとか、住宅展示場で、どんな間取りが良いかなどを検討して下さい。いろんな写真をプリントして持参した方が、設計者はめちゃ助かります。そして、どんな家族構成で住みたいか、どんな生活をしたいかを家族で話し合ってください。
注意ポイント
住宅展示場は大きく作っているので、夢見がち
2.資金計画
住宅に対して、かけられる資金を考えて見てください。例えば、現在の賃料と比較してどうか、自己資金+借り入れでいくら借りられるか?そして、いくらなら無理なく返せるかを知りましょう!
参考例)
65歳(引退する年齢)−年齢=返済年数
年収×25%=年間最大返済額
例えば、35歳なら返済年数は30年。
年収400万の25%なら年間100万円程度が返済額の目安です。
年間100万円×返済30年なので、すなわち3,000万円が住宅ローンを借りられると思います。年間100万円→8.3万円/月です。
その他、ネットにて、ローンシュミレーションも参考にしてみるのもいいかもしれません。参考_みずほ銀行ローンシュミレーション
注意ポイント
子供が中学生頃にローンしんどくなりがち。
3.土地探し
ここから土地の手付金等が発生します
資金計画を頭に入れて、さて、土地探し!そこで暮らすことを想定してるのですから、間違いたくはありません。よい土地を探すためにはコツが要ります。注意点、コツと、気を付けるべき点について解説します。
・実際に暮らしてるように、歩いてみよう
最寄りの駅やバス停からその土地まで実際に歩いてみてください。その他、暮らしてるみたいに、買い物など必要な施設が揃っているか感じてください。
・昼以外、朝、夜、晴れ、雨をみよう
昼にみたとて、朝晩で暗いなんてこともあります。現地に何回か行ってみることをお勧めします。近くにショッピングセンターがあっても、休日は周辺道路が渋滞してしまうことや、雨の日は水が溜まりやすい土地かもしれません。
・地盤補強あり?なし?
元畑や元池みたいな土地もありますが、なかなかわかりません。そんな土地に家を建てる場合、補強工事で100万円かかることもあります。土地探しの際に、頭に入れといてください。先にリスクは避けましょう。こちらで検索できます。地盤サポートマップ
・買う気があるのを見せよう!
漠然と土地を探すのではなく、よい土地が見つかったときにはすぐにでも契約できるように、しっかり準備してから探し始めるようにしましょう。その準備をして、不動産屋と話をした方が、いろいろな情報を出してくれます。
失敗談についてもどうぞ!
・アクセスは良い場所にできたが、土地の形状が残念で、建物が変な形にorz
・夜間騒音が多いorz
・夜になると街灯が少ないことに気が付かなかったorz
・知識も経験もないため時間ばかりがかかってしまったorz
土地探しは不動産会社に相談するのが早くよい土地が見つかりやすいですが、建てたい建物のイメージが決まっているなら、ハウスメーカーや工務店、設計事務所と一緒に相談しながら土地のが良いのかと思います。土地と建物トータルで考えてくれたり、プロの経験による、見えないものも見えていたりしますしね。
注意ポイント
いいパートナー探しをまず先に!
今回はここまで〜!次回は設計編へ!