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価値観の押し付けを見た

「〜してくれない」

恋愛において、相手の愚痴を言う人がよくいます。

「〜してくれない」「〜してほしい」という言葉が飛び交います。

そんな話を聞いている友人たちは、「普通だよね」と共感します。

「私のことをわかっていない」と言わんばかりです。

しかし、逆に問いたいです。

あなたは相手のことをどれくらい理解していますか?

多くのカップルが自分の理想を相手に押し付けているように見えます。もちろん、時々「〜してもらえると嬉しいな」と正直に伝えることは重要ですし、その要望に応えようと努力することも必要だと思います。

今回は、個人的な観点からの「押し付け」についての話をしようと思います。


パスポート出しなさいよ

私は飛行機に搭乗する列に並んでいました。目の前には、50代の日本人夫婦がいて、奥さんはパスポートを手に持ち、旦那さんにパスポートを出すよう催促していました。旦那さんは、嫌そうな顔をしていて、出す気配はありませんでした。奥さんもその様子に不機嫌そうでした。

周りを見渡すと、私を含め前後に並んでいる人たちの中には、パスポートをまだ出していない人もいれば、すでに出している人もいました。列の前には30人ほどが待っており、パスポートを出すにはまだ余裕があると感じていました。おそらく、旦那さんも「まだ時間がかかるし、近づいてからでいい」と思っていたのでしょう。

この状況から、奥さんは前もって準備をして安心感を得たいタイプの人だと理解できます。しかし、それが全ての人に必要だとは限りません。

些細な価値観の押し付けが相手を悪者にする原因となり、結果的にお互いの雰囲気を悪くしてしまうのは、本当に迷惑なことです。おそらく、私たちの日常はこうした小さなトラブルで溢れているのでしょう。

どうでもいいことでコントロールを試み、相手の意見を聞かずに友人に愚痴る...疲れてしまいますね。


こうした日常の些細な出来事から、私たちは人との違いを尊重することの大切さを学びます。お互いの価値観を理解し、受け入れることが、共生の第一歩です。次に誰かが自分のやり方を押し付けようとしたときは、一歩引いて状況を客観的に見ることが、互いの理解を深め、より良い関係を築く鍵となるでしょう。寛容な心と柔軟な姿勢で、日々をもっと豊かにしていきましょう。

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hakusview
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