【冷めたらまずいモノを食べるボクサー】

【冷めたらまずいモノを食べるボクサー】

むかしむかし、あまりにも強いボクサーがおりました。

そのボクサーはあまりにも強く、今までの全ての試合に毎回1ラウンドでKOをしていました。

そして、無敗のまま世界チャンピオンになったのです。

そして、自分の試合が毎回1ラウンドで終わってしまうということを強さの象徴としてアピールするため、パフォーマンスを考えました。

試合がはじまるリングの上で、ギョウザを焼くのです。

そして、焼き終わると試合が始まり、試合が終わったらギョウザを食べるというパフォーマンスです。

観客たちはこう思うのでした。

「ギョウザなんて、さめたら美味しくないのに、よっぽど早く倒す自信があるんだ!」

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