【集客が一定の中で利益を最大化する方法】
みなさん、こんにちは。
売れてないお笑い芸人のハクション中西です。
今回は、20年間売れていない僕が、売れていないなりに色々試した結果、たどりついた下記のテーマについてノウハウを述べます。
インディーズで何かをやってるパフォーマーにとって汎用性が高い内容ではないかと自負しております。
【ライブの料金の設定について】
です。
お笑い芸人だけに限らず、料金について悩んだことのある方は多いと思います。
今回は自分の中で“決定版”という料金体系が出来たので、そちらを紹介したいと思います。
本ではないので、失敗の過程やドラマ性など、読者がめんどくさくて読みたくもないだろうという部分は割愛します。
どれぐらい効果が出たのかと言うと、、、、。
Aという単独ライブのあと、Bという単独ライブをやりました。
Aは経費と労力をかけたのに、【結果は赤字】でした。
Bは単独ライブをやると決めてから、チケットを【販売開始した当日に黒字が決定】しました。正確には、発売開始してわずか【2時間】で黒字が決定しました。
二つのライブの間に僕が売れたわけではありません。ファンの数はほとんど変わりがない計算です。
なのに、儲けは断然、違いました。
ですから、僕が分析と実践の結果、「これだ!」と結論付けたのは、“集客のノウハウ”ではありません。
残念ながら、こっちは、僕のほうが教えて欲しいぐらいです。それが分かってたら最強です。
僕が今回ご紹介するノウハウは、【お客さんの数が一定である時、利益を最大化する方法】です。
なので、あなたの人気はそのままで!
今までよりも、カンタンに儲けるための方法です!!
さらに!!!
今回は【ラクなバイトの探し方】のノウハウまで教えちゃいます。こちらも売れないミュージシャンや役者や芸人には必読の内容ですよね。
さて、それは後に説明するとして。
集客が変わらないのに、利益を最大化する方法について、ズバリ結論を言います!!
【座席別に料金を分けるだけ】です!!!
劇団四季とか、格闘技の試合とか、座席によって料金を変えてますよね?
あれをやるだけです!!
画期的でもなんでもない?
確かにそうですよね。もう既にこの世の中に存在する料金体系ですから。
でも、インディーズのお笑いライブで、座席によって料金を変えてるライブを僕は知りません。あるのかもしれませんが、少ないと思います。
コロンブスのたまご的なもんかなと思います。
なんとなく、みんなこう思ってるんです。
「広ーい会場なら、わかるけど、小さいところでやるのに、料金を分けるなんて、恥ずかしくてできないよぉ」
多分、そうですよね?
この思い込みが、なんとなく座席別に料金を設定することの心理的ハードルを高くしてるんです。
チラッと思いついても、やめてしまうのではないでしょうか。
さて、具体的な料金体系や僕が実践したやり方については、後述します。
まず、基本的な考え方です。
僕は失敗続きだったので、色々考えた結果、下記のような方針を決めました。
そしてその結果、座席別の料金体系という結論に頭の中で、たどりついたのです。
実際に黒字が確定した時は、歓喜でしたね。
何しろ、前の単独ライブは赤字だったんですから。
【基本理念】
☆高く払ってくれる人に、わざわざ安くしてはいけない。(オークション形式などもたまにはアリ)
☆安く払う人には安く入ってもらった上で、公平感、納得感がなければならない
☆物販、入場料、配信など、それぞれの、【自分に入る金額と“場所”に入る金額の割合】を計算して、優先順位をつけること
☆微調整が可能な状態を残した状態での活動をする
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ここから、それぞれの項目の大切さや背景を述べますが、退屈な方はここは飛ばしてください。
☆高く払ってくれる人に、わざわざ安くしてはいけない。(オークション形式などもたまにはアリ)
これは、儲けるためには、ホントに大切なんです。常連さまには、つい安くサービスしてしまおうかなと思いがちですが、常連は意外と値下げを求めてません。
高い値段をとる分、他のお客さんよりさらに質の高いサービスを提供するほうが喜ばれます。
オークション、などはその最たるものですよね。
ただ、僕はオークションは実施したことがありません。なんだか、“お金をひっぱる気マンマン”みたいな気がするので、やめてます。
このあたりは心意気の問題なので、オークションやろうと思う人は、やればいいかなと思います。
僕だって、やるかもしれないし。
☆安く払う人には安く入ってもらった上で、公平感、納得感がなければならない
2000円で売ってるものを「1500円なら買うのに」と言われたら、売ってしまいたい自分がいます。実際にはしませんが。
お客様同士で、「あいつだけなぜ?」など思わないようにキチンと筋道を通せば良いので、その配慮を最大限にするならば、座席別料金が良いのです。
ここまでの二項目がほとんど全てと言って良いです。
高く払える人には、高く払ってもらい、安く払える人には安く払っていただく。
利益が最大化されるためには、必要にして十分であることは言うまでもありません。
理屈です。
☆物販、入場料、配信など、それぞれの、【自分に入る金額と“場所”に入る金額の割合】を計算して、優先順位をつけること
これも当然の理屈ですね。
ただ、労力との兼ね合いや、お客さんが喜ぶこととの兼ね合いも考えないといけません。
実際に僕は、そんなに儲けにはならないけれど、Tシャツなどの利益率の悪い物販も販売してます。
理由はお客さんが喜んでくれるから。
最大化って言いながら、効率悪いこともしてます。まあ、そこはロマンとか、想いとか、人間ですから、そういうものもあります。
☆微調整が可能な状態を残した状態での活動をする
これ、意外と大切です!!めちゃくちゃ大事です。
“微調整”ってなんのことか?
具体的なやり方は後述しますが、“決めてしまって、動かせない状態をできるだけ避ける”ということです。
入場料を例にとりましょう。
一律入場料金を3000円にしたら、お客さんからの予約が全然来ない。
「わあ、値段、高かったかな。下げたいけど、もうカッコ悪いしな」
となります。
実は前述したAのほうの、“儲からなかった単独ライブ”はこれで苦しみました。
変更しにくいことはたくさんあるので、“安易なことをしない”のが大切です。
余談ですが。
言ったが最後、変更できないパンドラの箱があるとすれば、たとえば。。
【お客さんが50人以上集まらなければ、芸人やめます】などのものです。
これは、もし集まらなかった場合ドボン、になることは言うまでもないし、決めてしまったら、人数の変更もできません。
「予約少ねえから、目標の人数減らします」
と言うわけにはいかないのです。
集客を達成した場合にも弊害があります。
「かわいそうだから、観てあげよう」という客層になるのです。アイドルならそれでも構わないかもしれませんが、芸人はちょっと違う気がします。
あるいは、「あの時はかわいそうだから観に行っただけなので、もう行かないよ」となります。
だから、僕はやりません。
やるとしたら、どっちでもいいことでやります。
「お客さんの数が50人未満なら、東京に行きます!」(僕は大阪在住)
これなら、東京行くか、大阪で活動するかの判断基準になります。大阪のお客さんは、ラスト単独ライブとして、観にきてくれるかもしれませんし、「行かないで!大阪でこれからも見たいの!」という気持ちで来てくれるかもしれません。
どっちにしろ、いつもより集客が増えるかもしれません。
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さて、いよいよ本丸です。
僕が実際にやったBの単独ライブの料金体系です。
そして、これを実践的にやっていくための方法論も後に記していきます。
【後に、みなさんが気になっているであろうラクなバイトの探し方もしっかりお伝えします。
こっちは一行で終わりますが、実際に僕はラクなバイトをしてます】
さて、ここからは有料になります。
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(実はこの値段設定も僕が考えて、以前noteで実施してメチャクチャ効果があった販売方法です。意外とアイデアマンなのです)
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