小説【早食い選手権】

【早食い選手権】

あるところで、おにぎり早食い大会が行われました。

大会の主催者が今まさに、開会の宣言をしています。

「金持ち諸君、いや、元金持ちの諸君、わたしの招待を受け、よくぞこの早食い大会に参加してくれた。

今から、お前たちの中でたった一人の人間のみが優勝賞金の5兆円を手にすることができるのだ。

ルールは簡単。
用意されたおにぎりを制限時間5分以内に食べてもらう。

5分が経った時、ホイッスルが鳴り響く!!
この時、口の中に入っているおにぎりは、セーフ!!!

口の外にニュウッと飛び出ている部分のおにぎりは、係の者がはぎとりにくる。そして、回収されたおにぎりの重さは記録からグラム単位でひかせてもらう。

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