『ガール・セヴン』
【ネタバラシはありません。】
『ガール・セヴン』
著者:ハンナ・ジェイミスン
訳者:高山真由美
出版社:文藝春秋(文春文庫)
発行年:2016年8月10日
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私は必ず日本に帰ってみせる。石田清美、21歳。家族を何者かに惨殺され、ロンドンの底で生きている。そこに飄々とした冷血の殺し屋マークがやってきた。僕が君の家族を殺した人間を探してみようかとマークは言うが―—暗黒街からの脱出を願う清美の必死の苦闘を描き切る鋭利なる文体。徹頭徹尾、女子が女子を書いたノワール。
ひりひりする展開が何度もあり、一日レベルで読みきってしまいました。主人公の過去と現在を、うまい具合に交互に展開させている構成が見事です。改めてサイコパスってなんだろうとも考えてしまいました。
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