『外田警部、カシオペアに乗る』
【 ネタバラシはありません 】
『外田警部、カシオペアに乗る』
著者:古野まほろ
出版社:光文社
発行年:2013年11月20日
(内容紹介)
愛媛県警察部捜査一課所属、外田保丞(そとだやすすけ)警部。
方言まるだしの、ずうずうしくて人なつこい惚けたおとこ。
しかし、彼の左瞳が光るとき、被疑者はもう、詰んでいる――
本格探偵小説に、(ちょっと冴えない)ニューヒーローあらわる!
コロンボ、古畑任三郎の系譜を継ぐ倒叙ものの本格ミステリ。そして、〈探偵小説〉シリーズのスピンオフ作品でもあります。本書は4編が収録されています。「外田警部、カシオペアに乗る」、「外田警部、のぞみ号に乗る」、「外田警部、あずさ2号に乗る」、「外田警部、市内線に乗る」……どれも秀逸でした。個人的に好きなのは、検事と対峙する「外田警部、あずさ2号に乗る」です。逆トリックが決まると気持ちよい。