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『配達する女』

【 ネタバラシはありません 】

『配達する女』

著者:逢坂剛
出版社:集英社(集英社文庫)
発行年:2004年4月25日


御茶ノ水署・生活安全課保安二係の斉木係長とヒラ刑事の梢田は、飲食店視察の名目でタダ酒にありつくような、お調子者コンビ。そんな二人のもとに、堅物刑事・五本松小百合が配属される。女で、しかも階級が上の後輩に頭が上がらない梢田。一方、斉木は町で見かけた、派手な厚化粧の女に恋心を募らせていくが――。お茶の水界隈で繰り広げられる、恋と事件の大迷走。人気ミステリシリーズ第二弾。


 御茶ノ水署シリーズ、第2作目。本書は6編――「悩み多き人生」「縄張り荒らし」「配達される女」「苦いお別れ」「秘めたる情事」「犬の好きな女」が収録されています。前作とうってかわって、五本松という女性の刑事がやりたい放題ですごい面白かったです。また、その五本松さんは、斉木と梢田にそれぞれ違う顔で接しているので、読んでいて時々ハラハラするときもありました。続き、気になります!

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