『2013本格ミステリ・ベスト10』
『2013本格ミステリ・ベスト10』
編著者:探偵小説研究会
出版社:原書房
発行年:2012年12月7日
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2012年にタイムスリップ。私が大学生の頃に出たランキング本です。懐かしいです。
まずランキング1位は、『キングを探せ』(法月綸太郎)。わくわくしながら読んだ記憶があります。3位の『奇面館の殺人』(綾辻行人)の下にある、5位の『体育館の殺人』(青崎有吾)。すごい。『江神二郎の洞察』(有栖川有栖)、『夏服パースペクティブ』(長沢樹)と『聴き屋の芸術学部祭』(市井豊)、『インサート・コイン(ズ)』(詠坂雄二)……が同じ年に出版されていたんだなあ……と懐古しています。また、この年は「新本格ムーブメント25周年」だったようです。
竹本健治さん法月綸太郎さんのインタビュー。竹本さんはデビュー35周年、法月さんはデビュー25周年だそうで、御二人のお話がその分深くて、もっと聞いていたい気持ちになりました。法月さんの「悩む作家」描写に関するコメントもありました。
また、海外ミステリとしては、パトリック・クェンティン作品が豊作の年でした。『迷走パズル』『俳優パズル』読んだなあ……。