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『世界でいちばん透きとおった物語』

【 ネタバラシはありません 】

『世界でいちばん透きとおった物語』

著者:杉井光
出版社:新潮社(新潮文庫nex)
発行年:2023年12月15日


(内容紹介)
 大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。


 やられました! ……私はミステリが好きですが、勘とか察しは鈍い方です。(だからこそ、より一層楽しめる素質がある、と思っています。)ただ、今までの経験則で、本書の本質に結構迫ったなあと思ったのですが、それを遥かに超えた企みでまんまとやられました。ここまできますと、むしろ清々しいです。
 これ以上書くと……。という感じです。

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