『シャーロック・ノートⅡ 試験と古典と探偵殺し』
【 ネタバラシはありません 】
『シャーロック・ノートⅡ 試験と古典と探偵殺し』
著者:円居挽
出版社:新潮社(新潮文庫)
発行年:2016年3月1日
鷹司高校で起きたカンニング事件。剣峰成と太刀杜からんは、疑惑をかけられた少女、時巻暦の調査を開始する。だが、事件を解決したと思ったのも束の間、カンニングの新たな証拠が見つかり、真偽は生徒会裁判”将覧仕合”へと委ねられることに。激突する論理と論理。反転し、眼前で姿を変える真実。そして、伝説の名探偵・金田一が参戦し……。青春×本格ミステリの新機軸、第2弾。
こういう系統のミステリもやっぱり好きだなあ、と本書を読んで再認識しました。本書の題名にもある〈探偵殺し〉の意味が分かった時、思った以上のぞくぞく感を味わうことができました。あと、円居挽さんの描く「裁判」はいつもスリリングで展開が読めなくて大好物です。今回もすごい愉しんで読み進めました。読み終えた後、3作目があるか気になりネットで検索したところ、まだ刊行していないようです。続編希望です!