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『半径1メートルの想像力 サブカル時代の子ども若者』

『半径1メートルの想像力 サブカル時代の子ども若者』

著者:山﨑鎮親

出版社:旬報社

発行年:2014年7月1日

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 以下、内容紹介。

 子どもから大人へという成長のプロセスがどうあるべきかを考えることはむずかしい。だが、そこに向かうために、子どもたち若者たちの現在の世界を探ることには意味がある――。さまざまな調査データ、彼ら彼女たちが接するサブカルチャーの作品やコンテンツ、さらに独自の文化世界から子どもたち若者たちの生きている「想像力」の世界に迫る。

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 本書は、7年前に刊行されました。もっと早く読めば良かった……というのが、読み終えた後の感想です。あと、やっぱり「魔法少女まどか☆マギカ」を観ないとなあと思いました。大学生の頃、サークルの友人がすごい熱量でそれを語っていたのですが、アニメを見る習慣がなくて今に至っている状況です。観ないのは、もったいないかもしれない……。
 で、本書のタイトルにもなっている「半径1メートルの想像力」とは、〈子どもたち若者たちのぎりぎりの状況のなかで生み出される虚構構築の企てを意味〉(p.18)すると書かれています。〈あえて大上段にかまえれば、「理想が現実を切り拓く」というのと同じくらい、「虚構が現実を切り拓く」、その可能性を探っていこう〉(p.18)という興味深いテーマで色々と進んでいきます。
 特に、後半の「キャラ」論が面白かったです。行きつく先が就職活動のエントリーシートだとは……。

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