『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』

『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』

取材・構成:吉田隆

著者:野崎幸助

出版社:講談社(講談社+α文庫)

発行年:2016年12月20日

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 戦後まもない昭和20年代半ば、和歌山の田舎でひとりの少年が性に目覚めた。美女と付き合いたい。それには大金持ちになるのが一番だ。そう決心して以来、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業となんでもやった。そして手に入れた億単位のカネと、美女に囲まれて暮らす日々。たとえ他人に馬鹿にされようと、本気で願えば夢は叶う。(裏表紙より)

 読み終えてから、「この人はすごいな……」と少し放心状態になりました。そもそも、先日、大学の同期とZOOMで色々話しているときに、本書の名前が挙がり興味をもったことが発端でした。2016年のときに、50歳下の愛人に6000万円相当の金品が盗まれたとして、ワイドショーで騒がれていたそうですが、あまり記憶がありません。むしろ、こちらの方がうっすら覚えていました。2018年……3年前の出来事です。

「紀州のドンファン」死亡で元妻逮捕

https://www.jiji.com/jc/v7?id=kisyudonjuan0428

 この事件と本書が、読み終えた後につながったので、また別の意味で放心状態になりました。

 野崎幸助さんのとある「信念」が、シンプルにして、ものすごい強固な想いがあって、これはすごいと舌を巻きました。自分もそういった意味での「人生哲学」がほしいと思いました。(野崎幸助さんと同じ「行動目的」をもって仕事を必死にがんばるわけではありませんが……。しかし、見習うべき点も多かれ少なかれあります……。これは哲学です。)

 なかなか興味深かったので、『紀州のドン・ファン 野望篇 私が「生涯現役」でいられる理由』と『紀州のドン・ファン殺害 「真犯人」の正体 ゴーストライターが見た全真相』も読んでみようと思います。

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