『外田警部、TGVに乗る』
【 ネタバラシはありません 】
『外田警部、TGVに乗る』
著者:古野まほろ
出版社:光文社
発行年:2014年12月15日
(内容紹介)
永年勤続休暇を利用してパリを訪れた愛媛県警察部の外田保丞(やすすけ)警部。知遇を得ているフランス国家警察のポンメルシー警視正とともにTGVでリヨンに向かうが、同じ車内で日本人外交官の射殺死体が発見され、なぜか捜査に巻き込まれることに。しかし、外田が追い詰めるべき犯人は、鉄壁のアリバイと日仏両国の法律に、幾重にも守られていた――。
解らんかったら喋らせろ。証拠が無いなら作らせろ。
「犯人をして自ら語らしめる」ために仕掛けられた、
外田の逆トリックが冴え渡る!
シリーズ2作目。長編です。対峙する犯人が、ものすごい強敵です。でも、それ以上に外田警部が粘着質的でした。彼らが少しずつ「犯人」を追い詰めていく過程がとてもスリリングです。
あと、パリに行きたいなと思うような情景描写でした。