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『ジェリーフィッシュは凍らない』

【 ネタバラシはありません 】

『ジェリーフィッシュは凍らない』

著者:市川憂人
出版社:東京創元社
発行年:2016年10月14日

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(内容紹介)
 特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー六人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航空性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航空試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航空システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。
 二十一世紀の『そして誰もいなくなった』登場!
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 第26回鮎川哲也賞受賞作です。開発メンバーの視点と刑事の視点、ふたつの視点で物語が進んでいきます。連続殺人が行われる密室の臨場感? と、刑事たちの地道かつスリリングな捜査を味わうことができるので、一石二鳥な内容でした。また、本書は理系チックなものを題材にしているので、文系の私はまあまあ置いてきぼりをくらったわけですが、それ以上に飛行船に興味をもったような気がします。それにしても、刑事の終盤のあの言葉、しびれました……!

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