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【ネタバレあり】櫻坂46「三期生ライブ」あれこれ(あるいは9人でも11人いる! 飛躍を遂げたライブを見届けた後編)

【 ネタバレあり! ライブの内容について色々と書いています! 】

櫻坂46「三期生ライブ」
2024年9月12日(木)13日(金)開演18:00~
 国立代々木競技場 第一体育館(東京都)
2024年10月8日(火)9日(水)開演18:30~
 大阪城ホール(大阪市)


 当たり障りのない前編。

 そして今回が後編です。三期生ライブは、まだ大阪での公演があるので多くを語らない方が良いとは思いながらも、色々と書き散らしたいという欲が抑えきれなくなってきたので、書きます。

【9月12日(木)のセットリスト】
①承認欲求(C:谷口)
②Nobody's fault(C:村井)
③マンホールの蓋の上(C:村山)
④僕たちのLa vie en rose(C:中嶋)
⑤確信的クロワッサン(C:山下)
Don’t cut in line!(C:的野/谷口、村井、村山、山下)【ユニット曲】
⑦制服の人魚(遠藤/石森、小島、中嶋)
何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう(C:村山)【三期生楽曲】
マモリビト(C:小島)【三期生楽曲】
Anthem time(C:中嶋)【三期生楽曲】
⑪BAN(C:石森)
⑫摩擦係数(C:谷口、村山)
⑬Dead end(C:村井)
⑭自業自得(C:山下)
静寂の暴力(C:山下)【三期生楽曲】
エンドロール
【アンコール】
夏の近道(C:谷口)【三期生楽曲】

 セットリストを振り返ってみますと、これでもか! と詰め込んだ感があって、素晴らしい内容だったなあと。もう一回観たいです。
 今回のライブも印象的な場面が多かったです。特に「静寂の暴力」……はもちろんですが、そのパフォーマンスが終わった後、全員で並んで手をつないでお辞儀をしたシーンは何だか演劇的な趣向だなあと思いましたし、その後のスクリーンで映し出されたエンドロールはさながら映画を観終えた後の感覚と似ていました。そういう演出の流れだったので、三期生の皆さんがステージから捌けても私はしばらくスタンディングオベーションをするくらい、やられました。(アンコール無しかなと思うくらいでした。)そう思うとOvertureでメンバー紹介をしているのに、その後にも一人ずつ舞台に登場し決めポーズしていくという少人数だからこそだれずにできる演出も、テレビドラマとかのオープニングみたいで良かったです……。


■「静寂の暴力」の更なる異質性
 いやはや、としか言いようがありません。「三期生ライブ」と言いつつも、ライブ本編を「静寂の暴力」で締めくくるという英断に脱帽しました。そして、今回は舞台上に組まれたセットを十分に駆使したので(つまり山下さんがたくさん移動して一個ずつ消灯する演出を施したので)、「さあペンライトを消しなさい」という前振りが、これでもかと提示されていたように思います。親切設計かもです。
 むしろ、この楽曲の異質性が、舞台装置で効果的に演出することによって、櫻坂史上随一の演劇的な空気感に昇華されたような感があった……気がしました。(急に気弱になりました。)
 それはそれとして、配信で観ていたとはいえ去年のアニラのあれが鮮明に記憶に残っていますし、新参者では同じ空間にいて独特な空気感を思う存分味わっていたのですが、個人的には今回のライブで上書きされました。
「夏の近道」は何回やっても楽しいですが、「静寂の暴力」は三期生の伝家の宝刀として、しばらく温存した方が良いかもしれぬとも思ってしまいました。余計なお世話ですね。
 とにもかくにも、今回のが現時点での最高到達点、です。


 今回、向井純葉さんと小田倉麗奈嬢は腰の痛みにより欠席でした。(東京公演二日目、向井さんだけ最後に登場したようですが……)逸る気持ちもあるかもしれませんが……腰はとにかくやばい(語彙力貧困)ので、安静することが何より最優先です。向井さんセンターの三期生楽曲「引きこもる時間はない」と、遠藤理子さん小田倉麗奈さん中嶋優月さん向井純葉さんのユニット曲「標識」の披露は、ゆっくりと首を長くして待とうと思います。
 その一方で、本来予定されていたセットリストから微調整があったのは間違いないかもなあと推察している自分もいて嫌になります。「標識」の代わりが「制服の人魚」になったのかなーと思ったり。「引きこもる時間はない」の代わりは……見当がつかないです。


■石森璃花さん
 何回も言いますが、石森BANは、物語性も加味されているので本当に大好きな楽曲になっています。オリジナルBANとは違うベクトルを向いていると思います。今回は三期生だけでスペシャルBANの違うバリエーションでお届けしていたので、思わずやられました。あと、「夏の近道」で、石森さんがいとはポーズをしていたのを、ちゃんと見ました。いつもながら、本当にお優しい。
■遠藤理子さん
 「8th Single BACKS LIVE!!」くらいからの推しです。ラジオ、聴いています。声が良いです。あと、ランニングしたりカラオケに行ったりしているのも好感がもてます。ダンス経験者ではない遠藤さん、メキメキとパフォーマンス力があがっているのを見て、今回も「すごい……」と思いました。これからも目が離せません。MCでの理子派を久しぶりに聞けたのも良かったです。それと、「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」のパフォーマンス中、ステージ上に転がったペン?をとっさにひろったらしいです。映像で確認したい……
■小島凪紗さん
 壮大な「マモリビト」。こんなぎの口上と相まって、グッと泣きそうになりました。舞台のスクリーンで壮大な映像が映し出されたり、楽曲後半あたりで桜の紙ふぶきが舞ったり……演出も良かったです。櫻坂愛、三期生愛をいつも感じることが出来て、微笑ましい気持ちになります。
■谷口愛季さん
 始まりと終わりは谷口さん。つまりそういうことです。信頼が厚いです。それと、「摩擦係数」で森田さんポジに谷口さんが登場したときはテンションがぶち上がりました。本当にかっこよかったです。適任です。「夏の近道」、今回も最高でした。
■中嶋優月さん
 ほぼ次期キャプテンのような任され方をしている中嶋さん。「Anthem time」、強いです。ライブで披露されるたび、どんどん好きになります。多好感のなかに、一抹の寂しさをも覚えてしまう……絶妙な楽曲です。
■的野美青さん
 的野さん小林由依さん推しだったので、最も推している方です。ひいき目に見ても、かっこよくてかわいくて、とてもすばらしかったです。特に、「Don’t cut in line!」を生で聴けて良かったです。(バックステージでのパフォーマンスだったのでスクリーンで観ましたが……)。最後のMCの発言も好きです。鍛えます!
■村井優さん
 バキバキにダンスを踊るのに、MCとのギャップが今回も微笑ましかったです。遠藤さんのおなじみのフレーズ「○○派? ✕✕派?」で、村井さんは「好きな卵は、半熟派? 完熟派?」とセンスを爆発させていました。また、おもてなし会、新参者と続き、今回も「Nobody's fault」のセンターで存在感を発揮していました。大事な1作目の表題曲のセンターをずっと任されているのに、まだ村井さんセンターの楽曲が無いということは、満を持して!を狙っている……はず。あと、忘れてはいけない三期生版「Dead end」のセンターでもあります。初お披露目は3rd TOURだったはず。そこから新参者、夏フェス……と何回も披露しています。小林由依さんのような「煽り」を村井さんの体に染み込ませようという意図があるのではないかと勝手に想像したりしています。
■村山美羽さん
 クールビューティで、熱い心を秘めていて……底が知れません。「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」は今回も机を作った演出だったので、観ている側は楽しいですが、パフォーマンスしている側はやはり大変そうだなあと。「摩擦係数」もすごかった。
■山下瞳月さん
 とにかくかわいかった「確信的クロワッサン」。ライブ終盤、「自業自得」からの「静寂の暴力」と続けてセンター楽曲を任されていました。これまた信頼が厚いからこそのセトリではないかと。それらの重圧?を表に出さないプロ意識が改めてすごいなと思いました。
■小田倉麗奈さん、向井純葉さん
 アイドル人生……いえ、その先の人生のことを考えますと、無理して腰をやってしまうのはよろしくないことは重々承知しています。元気なお姿で戻ってきてくださることを切に祈っております。



 大阪公演、配信がありますように!

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