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『三人の名探偵のための事件』

【 ネタバラシはありません 】

『三人の名探偵のための事件』

著者:レオ・ブルース
訳者:小林晋
出版社:扶桑社(扶桑社ミステリー)
発行年:2017年9月10日


(内容紹介)
 サーストン家で開かれたウィークエンド・パーティーの夜、突如として起こった密室殺人事件。扉には二重の施錠がなされ、窓から犯人が逃げ出す時間はなかった。早速、村の警官ビーフ巡査部長が捜査を開始するが、翌朝、ウィムジイ卿、ポアロ、ブラウン神父を彷彿とさせる名探偵たちが次々に登場して……華麗なる名探偵どうしの推理合戦と意外な結末。練り上げられたトリックとパロディ精神、骨太なロジックに支えられた巨匠レオ・ブルースの第一作にして代表作、ついに文庫化!


 密室殺人、名探偵たち、推理合戦……こういう風に羅列すると、ベタ尽くしな感がありますが、そのベタのなかに随所に散りばめられた名探偵論的・本格ミステリ的言及がとても興味深く読めました。

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