ルーザーヴィル 殴り書き
時系列バラバラ、思い出した順に感じたことをとりあえずメモのような形で。
○恋愛の塩梅
最初はまともに会話すら出来てなかったマイケルが、次の歌のシーンではルーカスと共にホーリーへの恋心を歌っている。自然と会話も出来るようになっている。そしてデートをして付き合う。
テンポ早いな!?ってその時は思ったけど、今考えるとあれくらいの尺で正解だったなと。
2人がだんだんと惹かれあっていく所を描いてももちろん面白かったとは思うが、このストーリーの主軸はあくまでもいつもこき使われ酷い扱いを受けているオタクのマイケルが、自分がオタクであることを武器にして目標を達成し自分のいる世界を変えることだったと(これは勝手な認識)。
その主軸がブレなかったのは、恋愛シーンが必要以上に描かれすぎていなかったからこそだと感じた。もちろん恋心もこの作品においては欠かせない要素ではあったので、いい塩梅だったな!って。
○登場人物の記憶
ホーリー好きになるよな、自分をしっかり持っていて物怖じしないところ。自分のオタクな部分を何の引っかかりもなく受け入れ分かち合えるところ。
誰1人嫌な人がいなかったな。
悪役のポジションであるエディーはこれまでずっと周りが合わせてくれて、誰も彼に教えてくれなかったんだなと思ってちょっと寂しくなった。
レイラとの組み合わせは色々とお似合いだったと。軍隊に入るってなった途端冷めるレイアと、自分の軍隊行きが無くなるならとホーリーを選ぶエディー。結局自分が1番大事で、お互いのことをスペックで見ていて、恋人という名のアクセサリー状態。
エレイン、最初はレイアの取り巻きで嫌な奴かと思ったら、周りに合わせることをやめたサマンサを見てそっちに引っ張られるの、最高に良かった〜〜〜!自分がいいと思った方に勢いで進む感じ、最高に好きなギャル!ずっと可愛かったな〜〜〜〜
私はサマンサになりたい、生きるのが上手い。
○裏切り
明るい歌のシーンももちろん良すぎたんだけど、色んな裏切りが発生するなかでの叫びを歌うルーカス、ホーリー、レイアのシーンが特に好きだった。3人ともの恨みの矛先が違うからこそ、同じ歌詞を一緒に歌っていても違う捉え方ができて(根本は一緒だけれど)とても良かった!
特に女性陣はみんな歌声も歌い方もそれぞれの役柄にとても合っていて、わかる!そうやって歌ってそう!って今日初めて知った人物なのにめちゃくちゃしっくりきてて。それってほんとに凄いことだよな、、、、、。
○ルーカス
ルーカスは戦犯といえばそうなんだけど、でも仕方ないよな〜〜って共感できることしか無かったからあいつめ!なにやってんだ!みたいな気持ちは1ミリもなかったな。
ホーリーと上手くいっても友達でいてくれる?って言ったのはマイケルだったのに、いざ上手くいったらその友達づきあいが無くなったのってマイケル側からで。
ルーカスは何も変わらなかったのに。
それが切なくて、そうなっちゃうよね〜〜😭😭って気持ちしか無かった。失恋もして、友達も自分の方には来てくれなくなって、マイケルも自分の居場所を大切にしていたけれど、それがどんどん無くなっていたのは間違いなくルーカスだったから。
それでも最後にちゃんとマイケルとホーリーのあいだを取り持って、成功へとアシストした。プラマイゼロむしろプラ!ルーカス、お前は偉いぜ!😭
○恋愛シーン
マイケルが結構恋愛シーンあってニヤニヤしながら双眼鏡かまえてたオタクなんだけど、バックハグのシーンが特に面白かった。
身長差全然なくて😹😹
でもあれでマイケルが身長高くて絵になってたら違ったなって思う。あのちょっと残念な感じが、マイケルにはピッタリだったんだよ。経験したことの無い、初心な感じがより出てた。あのシーン、セリフはほんとにこっちが恥ずかしくて照れ隠しすらしたくなって声出して笑いそうになったけど()好きです。
○ミュージカルというジャンル
ミュージカルをきちんと見るのが初めてだったけれど、やっぱり歌って表現において効果的な手法なんだなと再認識。セリフで伝えるよりも、音楽と共にくる言葉って掴みやすいし、時には暗い言葉をPOPな表現にも変えることができる。
登場人物の周りで動いている人々の効果もよく分かった。どこの席で見ても登場人物がどんな心情なのか、表情が時に見えなくても周りの動き、表現によって伝わりやすい。よりダイナミック。目に見えない空気が、目に見えるようになる。なるほど、ってなったし面白かった。
見ていてずっと楽しくて、こんなにも楽しい作品に出会えたのが嬉しかったのか、目が潤んでました。いい時間だった。
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