【研究メモ】シーズン1 想定ケース(7)① 渡部 智さん
アイスマンの苦しい戦い
ケース7は
① アイスマンのロープレ
② 「キャリアコンサルタントがやってみた」 園子さんのロープレ
同一ケースで 2つのロープレがあります。
ジャンさんが動画概要欄に
「今回は全体的に相談者に抵抗され苦戦しています」
と書いてある通り、今回のロープレは苦しい15分間、という印象です。
中盤辺りから、相談者の発話量が徐々に減り、
後半12分以降、相談者に抵抗され、ほとんどお話いただけず・・
最後の約3分間は、問いかける内容、すべて抵抗されて
受験生としては本当に苦しい状況。
相談者役ジャンさんの抵抗も容赦ありません。
ですが、これは試験本番でも、実務でも、当然ありうる抵抗。
アイスマンと同じく
受験生視点でロープレを聴いていると
長く感じる後半ラスト3分間 ——
アイスマンにお気持ちを聴いてみないと分かりませんが
私はくにゃんの想像では
この時のアイスマンは
「自分が何か質問しなきゃ」と思っているのかな、と。
シーズン9 受験生アオちゃんヤマチャン編でよく出てきた例え
「自分に矢印」が向いている状態
アイスマンの発話量が後半どんどん増えているところから
そんな風に感じました。
相談者とキャリコンの発話量比
【7:3】が理想と
ジャンさんも言っています。
面談時間は相談者のための時間。
相談者に話してもらうための時間です。
この発話量比
キャリコンが傾聴に徹して
相談者がたくさんお話しいただける、という状態。
発話量比が崩れているということは‥‥
ロープレの時
「自分に矢印」向いてませんか?
「主語が自分」になってませんか?
私はくにゃんも、常に自分に問いかけたいと思います。
キャリコン小説『聴けずのワカバ』
相談者とキャリコンの発話量比については
ジャンさんがnoteで執筆している
キャリコン小説『聴けずのワカバ』に説明があります。
キャリコン小説『聴けずのワカバ』
皆さん読んだことありますか?
主人公ワカバのストーリーを軸に
試験勉強のやり方に関する問題提起や
ロープレに対するジャンさんの考え方、姿勢、心構えを
小説内のキャラクターたちを通して知ることができる
『キャリコン資格取得ストーリー』なのです。
最新作がなかなかアップされず
度々の休載に見舞われていますが‥‥
最新作はの~んびり楽しみに待つとして。
今までアップされたお話は、ぜひ一度読んでみてください。
試験対策、そして資格取得に対する心構え等、
受験生が知っておきたい内容がたっぷりあります。
「キャリアコンサルタントがやってみた」のあるケース
冒頭でもご紹介した通り、本ケースは
キャリコン「園子さん」のロープレもあるケース。
相談者役としてシーズン1、シーズン2併せて
なんと13回ご出演の園子さんですが
キャリコン役でロープレをしているのは
たったこの1回ケース7 ② だけ。
貴重なロープレです。
① と ②
聞き比べてみると、参考になる部分も多いと思います!
【以下ネタバレ注意】ロープレ 気になるポイント
来談目的
つい先日、上司から昇進試験を受けてみないかと言われてしまって、悩んで今日相談しに来ました。
冒頭、いきなり気になるのが
<受けてみないかと言われてしまって>
この文章、「受けてみないかと言われて」でも全く違和感なく自然。
しかし、敢えて<言われてしまって>と言った相談者の気持ち。
気になります。
<言われてしまって>という言葉は
「とうとう」言われてしまって
「遂に」言われてしまって
等と使われますよね。
以前から言われていたけど‥‥という気持ちが見立てられます。
とりあえず、見立ては置いておいて。
まずは<悩んで>に焦点を当てて問いかけたいです。
その後、アイスマンもロープレ中盤辺りで
上司から昇進の打診があった話に焦点を当てています。
私はくにゃんも、冒頭の話に戻るタイミングで
先ほどの見立ても含めて
「先ほどお伺いした昇進試験の話ですが、
受けてみないかと<言われてしまった>とは、
どういうことなんでしょうか」と尋ねたいと思います。
この辺りは、ワーキングメモリを鍛えて
集中してお話を聴き、質問できるよう
引き続き自己研鑽が必要だな、と自身も感じます。
皆さん、よかったら一緒に学んでゆきましょう。
ジャン・一のキャリコン研究所
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100ケース超 ロープレ動画音声
「ケース1」から「冒頭部分」を聴いていく学習方法です
気になるポイントは人それぞれ。
「ご自身だったら」の視点で。
一緒に学んでゆきましょう。