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【フロファミに続く道】川崎サポ白面、家を買う(序)

川崎フロンターレが3度目のリーグ優勝を決める✕5得点の快勝=家を買う羽目になってから、2週間あまりが経過した。
仕事が月末で佳境だったこともあり、何も決まっていない状況に変わりはない。しかし今後は、ようやくの休日とて、ぼうっと呆けてばかりいる訳にもいかないのだ。少しずつでも前に進まねばならない。

一番の問題は「方向性が何も決まってないこと」だ。

購入のための資金、立地、家種。悩みを挙げればきりはないのだが、勉強するにしても、自分なりのゴールイメージをもつことは重要だ。この点、スポーツにも通ずるものがある。
「最終的に○○を身に付けられれば、この練習は成功」
「最終的に□□を成し遂げれば、これまで過ごした日々は大成功」
のような、肝心のゴールイメージがない。「家を買う」だけではあまりに雑過ぎる。「東京都に住もう」並に雑である。これから数千万の出費を余儀なくされる人間が、このまま突き進んでいいスローガンではない。物事にはやはりリミットや、ルールづくりが必要である。ゴールは遥か霧の先としても、進む方角だけでも間違っていてはいけない。
そんな訳で指針を立ててみた。

(1)等々力陸上競技場(川崎Fホームスタジアム)、麻生グラウンド(川崎F練習場)から、電車で1時間圏内 #必須
(2)徒歩15分圏内に電車2線 #必須
(3)最寄り駅まで徒歩8分以内 #願望
(4)川崎Fが4度目のリーグ優勝を果たすまでの契約を目指す #目標

(1)(2)は、自分としてはmustである。実際にはコロナ禍の影響もあって、麻生グラウンドには今後、いつ練習を見に行けるかもわからないのだが、そこは将来的な可能性を残すことにこだわっていこう。(2)はシンプルに仕事の都合なのだが、やはり近場に2線(バス含む+α)があるのは強いものである。
また、(3)はあくまで願望だ。先述の通り、自分は不動産については素人中の素人である。
「サッカー?たしか1点ずつしか入らないんだよね!」
レベルでしか、家や土地について理解していない。立地によっては相場をひと目見、顔面蒼白になって退場するような願望かもしれないが、人は夢を見る生き物である。現実だけでは生きていけない。

そして(4)である。PDCAには、やはり「期間」が重要だ。流石に資金の工面や空いている土地の有無によって、mustにするには重すぎる条件だとは思う。しかし、そこに甘えてダラダラ先延ばしにするのでは、推しに対して申し訳が立たぬ。来季も川崎Fの成績に一喜一憂するためにも、ちょっとしたスパイスを加える形で自分に課してみることにする。

……と、あれこれ指針を考えてはいったのだが、これだけではどうも決定打に欠ける気がしてならない。特に肝心の川崎F要素が半分(1&4)しかないのはいただけない。かと言って、一目で
「あっ、白面宅だ!」
と特定されてしまうような、蹴球イルカの銅像を飾るであるとかは、いくらなんでも難易度が高過ぎる。

自分で撒いた種とは言え、こんなことで頭を悩ませるとは、愚かの極みである。昨年の11月は、フロファミのプチ炎上に苦笑いしながら、こういう時(川崎の苦戦っぷりを見つつ)はやることなすことうまくいかないもんだな、と気楽に笑っていたのだが……

……フロファミ。唐突に、その名を思い出した。
昨年11月にわずか3ツイートを残し、その後一切話を聞かなくなってしまったフロファミ。

ふと気になって、アカウントを覗いて見る。

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(C)株式会社川崎フロンターレ

彼らの時は、止まったままだった。
稼働期間5日間、総計3ツイート。1年以上に渡って放置された、川崎広報部の暗部。失われた過去。それが彼らの評価だ。

――やりたいことが、見つかった気がした。

(5)家購入の暁には、川崎広報に連絡を取る。家購入の話題を、「めざせフロファミ」的テーマで、4ツイート目を記録させる #夢

……祈りを込めて、フォローボタンを押した。

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自分がフォローしたことで、再びフォロワー数を3000人に乗せたフロファミ。これも何かの縁である。多分。
無謀な賭けである。しかしもし、自分の愚行がもとで、フロファミに4ツイート目を記録させることができたら……どうかその時は、皆さんにあたたかく、フロファミの帰還を迎え入れてあげてほしいと願うばかりだ。

方針は固まった。
年末から、いよいよ本格的に行動開始である。

<了>


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